第三十八話 犯人の世界
暁達は空間に引き摺り込まれてしまった。
そして、町を脅かしてる行方不明事件の犯人はクラマーケットの店員、式島界人だった。
翔「貴方が...一体なぜ!?」
衣舞「九堂!そんな事後でいい!とりあいず警察に連絡!」
翔が警察に連絡をしようとしたが、電波が圏外で連絡できなかった。
式島が笑った。
式島「あーはっはっは、全くバカだね〜君達はさあ、僕の正体を晒すのはまだ早いって、それに僕の正体を知ってしまった人間は消さないとね〜」
暁「式島さん、俺達は貴方を信じてたんですよ!どうしてこんな事をしたんですか!」
式島「はぁじゃあさ、君達は一体僕の何を知ってた訳?それに勝手に人を疑っといて、"信じてました"なんて言うとか、一体どんな脳味噌してる訳?
それに僕は世界に不必要なゴミを減らしただけだよ?ゴミはゴミ箱に捨てるだろ?それと同じ、だから殺した。」
翔「不必要なゴミだと...テメェふざけんじゃねぇ!ゴミはお前だろ!」
式島「あ〜あ、これだからガキは嫌いなんだよ、あのね人が一体どれだけの苦労して生きてると思う?青臭いガキの君達には分からないかな?」
紀彦「貴様!そんなくだらい理由で狂子を殺したのか!それに俺から見たらガキはお前だ!」
式島「はは、怖い怖い、そうだよ僕が殺したさ、あの女さあ〜常日頃から僕の事尾行しててさ、"犯人"ってバレそうだったから殺したんだよ。あの女バカな事に自分の手柄にしようと思ったのか、捜査官なのに情報共有とかしてなくてさ本当バカで助かったよ。それでオチが搬送中に死ぬとかマジウケる。でも殺したからなんだっての?さっきも言ったけど、君達は部屋の掃除もしないの?地球という部屋にゴミが落ちてたから拾って捨てた。それだけだよ。」
紀彦は怒鳴った。
紀彦「このクソガキ!!!!!!」
式島は余裕の表情だった。
式島「いやいや、いい年した大人が、ましてや捜査官の大人が"クソガキ"だなんてね。高校生の君達はこんな感情で物事を言う大人にはならないようにね。」
すると同時に紀彦の足から、謎のうねうねとしたような物が紀彦の体に巻きついた。
暁達が声を揃えて言った。
「紀彦さん!!!」
紀彦「クソッ...なんだこれは...力が全く入らない...。」
式島「ここは僕の世界だよ?僕の都合の良いように作られてるのさ、それに僕が興味をあるのは、探偵ごっこしてる高校生達なんだよ、お前は大人しく地面に這いつくばってろ。」
紀彦は動かなくなってしまった。
式島「さてと、邪魔者はいなくなったし、教育の時間だね、現実ってもんを教えてやるよ。」
暁「式島さん、貴方は人を殺した理由は、具体的には何なんですか?」
式島「う〜んまあそうだね、ただ一方的に蹂躙するのもつまらないし、質問コーナーでもやってやるか、いいよどうせ消すんだし、具体的に教えてやるよ。俺が何故ゴミ掃除を始めたのかを。」




