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第三十七話 行方不明事件の犯人

暁達はクラマーケットに着いた。

式島界人は商品を棚に並べていた。

式島「これはここ、んでコイツはここだな!」

式島は真面目に仕事をしていた。

翔が式島に話しかけた。

翔「あの〜すいません。式島さん、貴方にお聞きしたい事がありまして。」

式島「うわっ!?ビックリしたな〜君達かよ、ってこの下り前もやったね、はは。分かった。じゃあちょっと待っててね、あっ!前みたいにならないように場所も指定しておこう、ん〜じゃあマーケットの入口付近で!じゃあ僕は仕事に戻るね。」

式島はそう言って仕事に戻った。

翔「なあ暁、俺あの人の事やっぱ悪くは見れねぇわ、なんつーかその、優しいし、間抜けだし、真面目だからさ、もしこれでマジの犯人だったら、俺人を信用できなくなっちまうよ...。」

暁「それは翔だけじゃない、俺ら全員もそうだ。俺だって疑いたくはない、だからと言って確かめないのは違うだろ、それに怪しいと思う発言や行動だってあるし。」

店内の人達の声が聞こえる。

町の人「ねぇ本当にこの町どうなってるの?私怖くて外も出歩きたくないわ...。」

町の人達は立て続けの事件に怯えている。

衣舞が紀彦に質問した。

衣舞「そう言えばさ、あのアンデッドの事件について町の人達にどう説明したんですか?」

紀彦「ああ、それは異能力だとは説明せずに、そう言うイベントだと説明したんだ、まあだいぶ無理な話だけどな...でも幸い怪我人は0だったし、異能力とか説明して混乱してる状況が更に悪化する方がダメだろ?」

アンデッド事件の怪我人は0だったらしい。

そしてこの事件は全国各地で放送された。

そうこう話している間に式島が戻って来た。

式島「ま、待たせたね!それで僕に何のよう?それにそちらの大きな人は...。」

紀彦「初めてまして。私は特別捜査官の 関ヶ原紀彦 と申します。今日は、貴方がこの事件について何か知っている事はないかお聞きしたい。」

式島「あっ!?こちらこそ初めてまして。私は 式島界人 って言います。それにしても君達凄いね〜まさか捜査官の人まで味方にしちゃうなんて。んでそれで何?事件の事?やだなぁ君達には前言ったじゃん、僕は何も知らないってさ、それとも何?まさか僕が犯人みたいな、証拠でもあるって言うの?」

式島がそう言うと暁が答えた。

暁「はい。でもこれは狂子さんの発言や行動から辿り着いた一つの答えなんですが、貴方はあの日の夜アンデッドに狙われましたよね。実はあのアンデッド、人が操っていたんですよ、そこで俺が貴方を助けて、狂子さんは俺も共犯だと勘違いをしてしまった。それで狂子さんの最後のセリフから貴方が怪しいと思ったんですよ。」

式島「はっはっはっは、君やっぱ面白いね、アンデッドを人が操っていたのは驚いたけどさ、その理論めちゃくちゃすぎない?狂子さんだっけ?その人の目的だって分かっちゃいないんだろ?君達が勝手に解釈してそう言ってるだけでしょ、そんなんで勝手に犯人だなんてウケるよ。はは。」

式島は馬鹿にしたように笑っている。

暁は更に理由を話した。

暁「いえ、理由はまだあります。貴方は、転職をかなりされてるようですね。」

式島「そうだね、よく知ってるね。調べたの?」

暁が話続けた。

暁「はい。調べたと言っても殺された方のプロフィールを調べてたのですがその職場の全てに式島さんの名前があったんです。」

式島「そんなの偶然でしょ?大体殺したのは全部の狂子って人の可能性だってあるでしょ?なのに最初から僕を疑ってさ、前言ってた信用ってのは嘘だったの?」

暁は式島の言葉の中に違和感を感じた。

暁「式島さん、なぜ貴方が"殺した"と断言できるんですか?テレビで報道されてるのは行方不明ってだけで"殺された"とは一言も誰も言ってないんです。

式島さん何故ですか?」

式島「いやいや、それは警察署の所通りかかった時に警官の話声が聞こえたんだよ。」

紀彦「いや、人が"殺された"って事は特別捜査官にしか話していないし、警察には伝えていないぞ。」

場の雰囲気が少し変わった。

暁「式島さん...どうして。」

周りはひとけがなかった。

式島がニヤリと笑った。

暁達は驚いた。

「!?」

すると同時に暁達の足元に謎の空間が現れ、空間に引きずり込まれた。

空間の中は血生臭く、なんと救急車がそこには落ちていた。

式島は救急車の上に座った。

式島は声の雰囲気が変わった。

式島「へぇ〜空間の中はこうなってるんだ。

ふふ、僕の世界へようこそ。社会のゴミども。」

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