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第三話 事件
次の日
学校では全校集会が行われた。
それもそうだ、九羅市で二日連続で行方不明者が現れたのだ。
翔「なあ暁、二日連続で行方不明者が出るなんてマジ怖えよな。」
それからと言うもの、町全体が不穏な空気に包まれ始めた。
家に着くといつもいる父が今日は居なかった。
暁「母さん、父さん今日はいないの?」
母「そうねぇ、父さんまだ帰ってきてないのよねぇ。」
どうやら父はまだ仕事から帰ってきていないようだ。
不穏なニュースが報道されてるなか、いつも帰宅すると居る父がいないと、とても不安になる。
居間のテレビをつけた。
すると頭によぎった事が報道されていた。
アナウンサー「本日もまた九羅市で行方不明者が現れました。行方不明者の名前は朝霧城太郎さん。」
暁の父だった。
暁「は?...え?...。」
暁は急に公表された事に、脳の処理が追いつかず放心状態になってしまった。
母も言葉を失った。
翔からの電話もなっている、しかし今の暁は何もする事が出来なかった。




