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第二十八話 式島界人について

翌日、暁達はクラマーケットに向かった。

店内に入ると、式島が働いていた。

翔が式島に声を掛けた。

翔「すいません式島さん、ちょっといいですか?」

式島「おっ!君達か、何?どうかしたの?」

翔「あのその、休憩時間でいいんで、ちょっと質問したい事があるんですけどいいですか?」

式島「いいよ。じゃあ僕が休憩時間になるのもうちょっと掛かるけど、どっかその辺で待っててよ。これ以上喋ってるとそろそろ上の人に怒られちゃうから僕はこれで。」

式島はそう言って仕事に戻った。

光里「こう言うのはちょっと失礼だけどさ、なんか情けないというか、頼りないというか、男性の言う通りなんか変わってるよね。」

衣舞「それめっちゃ分かる。見た目とか挙動で変わってるって感じするわ。」

式島はやはり少し浮いているようだ。

式島が休憩時間になり、暁達を見つけた。

式島「あ!いたいた!はぁはぁ。」

式島は息が切れている。

式島「自分が場所指定しなかったせいで痛い目に合ったよ。はは」

暁が言った。

暁「いえいえこちらこそすいません。もっと分かりやすい場所に居ればよかったですね。」

暁が頭を下げた。

式島「いやいや頭下げなくていいって。もともと僕が悪いし、それにしても本当に優しいね君は。それで今日は何の用件?」

翔が言った。

翔「ああその用件なんですけど...。」

翔が色島に詳しく話した。

式島「え!?僕が犯人!?」

翔「いえいえ、誰もそんな事言ってないですよ。悪魔で可能性だし、少なくとも俺と暁は式島さんの事信用してますし。」

式島「信用してるね...そんな言葉久しぶりに言われたよ。ちょっと嬉しいや、はは。」

式島は喜んでいる。

式島「ちなみに僕はそんな事してないし、それにもし仮に僕が犯人だったとしたら、"はいそうです"なんて言わなし、僕じゃなくても誰でもそう言う気がするから直に聞くんじゃなくて、回りくどく言った方がいいと思うよ。」

式島は翔達にアドバイスをした。

翔「た、確かに。そうですよね...でもアドバイス込みでご協力感謝します!」

翔はお辞儀した。

式島「いや〜君達本当に真面目君だね〜あっ!そうそうそれにさ、話結構変わるけどさ、暁君以外の名前教えてくれない?後の女の子達に関しては初対面だし。」

式島は暁以外の名前を知りたいらしい。

暁「あっ!確かに、こんだけ話してるのに俺ら名前言ってなかったですね。すいません。」

翔と衣舞と光里はしき式島に名前を教えた。

式島「へぇ〜皆いい名前貰ってるね〜あっ、それに自分話す相手今まで居なかったからさ、今すっごく楽しいんだよね!君達に出会えて本当によかったよ。ありがとう。」

式島は暁達に頭を下げた。

翔「え!?なんで式島さんが頭下げるんです?」

暁達は戸惑っている。

式島「いやいや、ここ最近いい人に出会えてなかったからさ、久しぶりにこんないい人達に出会えて嬉しいんだよ。あ、僕そろそろ休憩時間終わっちゃうよ、僕基本ここでいつも働いてるからさ、暇な時とか相談事があったら僕を頼ってよね!あ、それに事件の事や犯人についても何か分かったら連絡するよ!あっ!連絡先交換しよう!」

式島がそう言い、強引に暁達は連絡先を交換した。

式島「あっ!やばいやばい、急がないとまた上の人に怒られちゃうよ、じゃあまたね!」

式島はそう言い、急いで仕事へ戻った。

翔「やっぱ、あの人距離の縮め方凄いな...。」

光里「それな〜私何も喋れなかったもん。」

光里も式島の強引さには少し引いていた。

翔「それにしても、これで振り出しに戻っちまったな。まあ、男性が言ってた他の人達についても調べてみようかな。」

暁達も翔を手伝う事にした。

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