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第二十七話 被害者の特徴 そのニ

暁達は、昨夜助けた男性の病院へ向かった。

病院に着くと光里が、男性との接触許可を取っていた。

受付人「はい、承知しました。」

男性との接触の許可をもらえたそうだ。

男性の状況は、かなり良く明日には退院できるそうだ。

暁達は男性の病室の前に着いた。

中に入ると、男性は笑を浮かべた。

男性「君達!改めて感謝するよ、本当にありがとう。そのおかげで、今はこの通り元気さ!」

男性は嬉しそうだ。

翔「それはよかったです!明日には退院できるそうですね!」

男性「そうだね、いや〜何回も言うけど本当に嬉しいし、ずっと感謝しているよ。ところで今日は僕に何の用件かな?」

翔「はい。実は今...。」

翔が用件を詳しく男性に話した。

男性「な、なるほどそれで今日ここに...僕は君達に助けられた、だから次は僕の番だ!何か頑張って思い出してみるよ。」

男性は思い出せる事を喋ってくれるらしい。

男性「まず、自分は今ガソリンスタンドで働いているんだけど、他者に恨まれるような事をした記憶は、あるにはあるかも...僕自分でも悪い癖だと思ってる所があるんだけど、新しく入って来た子とかバイトの子に強く当たっちゃうんだよね...最近の子って結構そういうのにイラッとする事あるじゃん。今考えると、本当に申し訳ない事したなぁ...。」

翔「じゃあ、その新人の子とかバイトの子ってどんな人ですか?」

男性「う〜ん、皆結構変わってる子が多かったからな〜結構覚えてるよ。えーまず...。」

男性が一人一人名前を挙げている中、式島界人の名前が挙がった。

翔「式島界人!?なあ暁、それって今クラマーケットで働いてる人だよな?」

翔は暁に確認した。

暁「ああ、そうだ。」

衣舞「誰それ?知り合い?」

翔「知り合いというか、知ってる人かな?」

男性「式島君は特に変わった子だったね〜なんかいつも独り言とか多いし、何考えてるか分かんないし、でも何で式島君に、そんな反応するの?」

翔「いやまあ、別に式島さんを疑ってる訳じゃないですけど、知ってる人だし、結構前いろいろ愚痴とか吐いてたし、あっでも今挙げてくれた名前の人達についても調べるつもりなので、協力感謝します!」

男性「そ、そうかい。なら役に立てて本当によかったよ。でも君達まだ子供だから無茶はしないようにね、でも今更言ってもって感じかな。」

男性がそう言い暁達はお辞儀し、男性の病室から出た。

翔「今日はもう遅いし、明日皆でクラマーケットに集合な!」

翔がそう言って暁達は家に帰った。

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