第二十六話 被害者の特徴 その一
暁達は助けた女性と直接会うこと事にした。
女性の家は警察官に教えてもらい、女性の家の前まで着いた。
暁が家のチャイムを鳴らした。
女性が出てきた。
女性「は~い。あっ君達は!」
暁「いきなり来てすいません。ちょっと聞きたいことがあって。」
暁がそう言うと、女性は暁達を家の中に入れてくれた。
家の中は、とてもキレイで、いい匂いもしていた。
女性は暁達にお茶を出した。
翔「あっ!別にそこまで気を遣わなくても...。」
女性「うふふ、別にいいのよ、私が君達にお礼したいもの。ところでそちらの女の子は?」
光里のことだ。
光里「あ、初めまして!私 雨夜光里って言います!最近この探偵団に加入したので...。」
女性「そういう事だったんですね。じゃあ今日は一体何用ですか?」
翔「あ、その用件なんですか...。」
詳しい内容を話した。
女性「なるほど、つまり犯人が狙っている行方不明者の特徴を知りたいから、生きてる私の所にって事ね。」
女性は理解が早かった。
女性「う~ん、私今は保育の仕事してるんだけど、職場には怪しい人は特にいないし、恨みを買うこともしてないと思うのだけど...はぁ、また私力になれないのかな...。」
女性も落ち込んでいる。
翔「いえいえ!そんな気を落とす必要ないですよ!協力感謝します。」
翔達はお辞儀した。
暁達は帰ることにした。
女性「本当にごめんなさい!力になれなくて。」
帰り際に女性はそう言い、暁達は深くお辞儀をした。
衣舞「う~ん、行方不明者の特徴全然掴めないね、本当に狙われた人皆正社員って事だけだよね~それも偶々なだけのか...。」
翔「まあそうだな、じゃあ次だ!昨日俺らが助けた男性!あ~でも体調とか大丈夫かな?」
光里「大丈夫!先に行って、色々許可を取ってくるよ!私、足には自信あるんだ!」
そう言って光里は、男性が入院している病院に向かった。