第二十四話 紀彦の悩み
紀彦が昨夜の出来事について調べていた。
紀彦「ふむ、この謎の空間は異能力で間違いないな。」
紀彦が謎の空間について詳しく調べていた。
狂子「紀彦さ~ん、どうしたんですか~」
紀彦「おお狂子か、お前に前話した異能力の件だが、何か分かった事はあるか?」
狂子「う~ん、申し訳ないですが~何もピンと来ないんですよね~」
珍しく狂子の勘も働いてないそうだ。
紀彦「そうか...この頃お前の勘が働いてないな。」
狂子「そうですね~本当に申し訳ないです~」
紀彦「まあそれはいい、それより異能力について調べて欲しいんだ。」
狂子「了解で~す。」
狂子は持ち場に帰った。
紀彦は負い目を感じていた。
紀彦「俺はこのまま、あの高校生達に任せておいていいのだろうか...俺も捜査官なのにこのままじゃ…捜査官として俺も本格的に決意しないとな...異能力か。」
紀彦は色々思い詰めていた。
すると狂子が紀彦の異変に気付き戻って来た。
狂子「紀彦さん大丈夫ですか~顔色悪いですよ~」
紀彦「ああ、狂子すまない...別に大丈夫だ。それより事件について。」
紀彦は疲れている。
狂子「ダメダメですよ~無理してやって体壊すのが一番ダメな事なんですから~ここはゆっくりと休んでください。異能力の件は私達が調べますので~」
紀彦「そ、そうか、それはすまない。(はぁ、まただ、また人に迷惑を...なんて俺は無能な人間なんだ。)」
紀彦は自分の無力さを感じていた。
その後、紀彦は本部で少し体を休めた。
紀彦は横になりながら考えた。
紀彦「異能力か...俺も使えれば。きっと...。」
紀彦は少しずつ決意を固めていた。