第十八話 異能力トレーニング開始
光里「それじゃ!まずはイメージトレーニングからだね!」
翔「ちょちょ待って!」
光里「どうしたの?」
翔「どうしたって言うか今、夜だし騒音とかで訴えられるかもじゃん...。」
翔は今トレーニングを始めるのに、賛成はしていないようだ。
光里「そんな事気にしてたら、犯人に殺されちゃうかもよ?もしかして今夜にでも引きずり込まれちゃったりして。まあ、とにかく私としては一秒でも早く異能力を取得してほしいの!」
光里はやけに熱心だった。
翔「そ、そんな怖え事言うなよ...なあ月守どうする?」
衣舞「どうするも何もやるしかないでしょ。」
光里「ほらほら~衣舞ちゃんも乗り気だよ!それにあんまり騒がしくするつもりはないし。」
光里は楽しそうに言った。
翔「あ~クソッ!こうなったらやけだ!暁!お前も協力してくれ!」
暁「もちろん協力する。」
改めてトレーニングが始まった。
翔「イメージトレーニングって言ってもどうすんだよ。」
光里「イメージそれは想像力、今考えて見て、あなたは今絶対絶命にピンチそこであなたはその状況、どうひっくり返す?さあ、集中して...。」
光里は翔達に問い掛け。
翔達がそれぞれその状況を想像した。
光里「どう?何か掴めた?」
翔「いや、特に何も。」
光里「う~んまあ、流石にそれだけじゃ無理か。じゃあ今からちょっと翔達の心に私の異能力で問い掛けるよ。ずっとイメージしててね。」
光里はそう言って翔と衣舞の背中に手を当てた。
すると翔達の体が急に光だした。
暁「な、なんだこれは。」
暁は驚いた。
翔達の心に謎の声が聞こえた。
???「まだ、まだ足りぬ。覚悟を持て。」
そう言い謎の声は消えた。
翔「はっ!?なんだ今のは!」
衣舞「何これ...声...聞こえた。」
翔達は困惑している。
光里「はぁ....どうだった?何か感じた?この力使うのやっぱしんどいや。」
光里は疲れている。
衣舞「聞こえた!けど、聞こえただけで何も...。」
光里「そっか!でも聞こえただけまし!私これ何回かやった事あるけど一回で声が聞こえたの凄いよ!やっぱ君達は素質があるねぇ。」
光里は嬉しそうだ。
翔「そ、そっか、はは。」
二人は少し笑った。
光里「で、声はどんな声だった?」
翔「何か、自分の声のような感じで、”まだ足りぬ。覚悟を持て。”みたいな感じかな。」
衣舞「うちもそんな感じかな。」
二人は似たような感じだったらしい。
光里「ふ~ん、なるほどね。じゃあ今日は一旦ここまでかな!また明日ここでトレーニングね!あっ後連絡先も交換しよう!」
光里はそう言い暁達と連絡先を交換した。
光里「これから、私もこのチームに入るから事件解決頑張ろうね!」
翔「あ、あの別にいいですけど一応俺ら、今日初対面ですよね...怖いですよ。」
翔達は少し怖がっていた。
光里「うん!そうだね!初対面だね!」
翔「そ、そうですか。」
翔は光里のコミュニケーション能力の高さに引いていた。
すると。
暁達のメールに紀彦からのメッセージが届いた。
「謎の空間を発見した!場所を伝えるできれば今すぐに来てくれ!」
翔「なんか、この展開前もあったな。」
翔はデジャブを感じていた。