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第十七話 異能力と光里の過去

光里が翔と衣舞の異能力を引き出してくれるらしい。

翔「え?マジ!?あっでもそれどうやんの?...。」

衣舞「異能力の覚醒か~まあ犯人も異能力者なら、うちらが無防備なのもヤバいからね~。」

衣舞も乗り気だった。

光里「それじゃ!まず異能力の詳細からね!」

光里「異能力とは、内なる自分の反逆の意思?心?みたいな感じ!」

翔「結構曖昧だな。」

翔は思わずツッコんだ。

光里「まあまま、おほん。それでこの異能力なんだけど、言ってしまえば、誰でも能力に目覚める事ができる。でもそう簡単には発現しない。そして能力を発現させる条件は二つあって一つ目が、絶対に死ねない!ここで終わりたくない!みたいな強い意思、それも火事場の馬鹿力、的な奴ね。まあ、私と暁なんかはその例かな~。

二つ目が、イメージトレーニングや精神の強化だね!翔達はこれをやってもらう。異能力とは自分の心を具現化して解き放つもの。精神が強くなるほど異能力も強くなる。とま、こんな感じかな~。」

光里は異能力にいついてざっと話した。

翔「へ~なるほどな~でも何で、光里はそんな事知ってんだよ。」

翔は疑問に思った。暁達も疑問に思った。

光里「それは...私実は家族が殺されて…。幼い時だからよく覚えてないんだけどね。そしてある日友人が異能力に目覚めてね、個人で色々調べてたんだよね。それで私はその友人が調べた異能力に関する事を喋ってるだけなんだよ…でもその子はこの事件の犯人に殺された。私は友人が殺された事に居ても立っても居られなくなった。それから私は殺された人達の敵を取るために生きて来た。そしてこの町とこの事件それから君達に辿り着いた。私の大切な人は何故殺されたのか?殺される意味はあったのか?犯人を捕まえて、それを確かめる…質問から大分脱線しちゃったけど...ごめんね。私の聞かれてもない事をペラペラ話す悪い癖直さないとなぁ...。」

暁達は壮大すぎる話に少し戸惑っていた。

翔「て、てことはさ、つまり俺らと目的は一致しているって訳だ。犯人を捕まえる。」

翔は光里を仲間に誘おうとした。

光里「うん。そうだね!ま、とりあいず詳しい話はトレーニングの後!ほら始めるよ!」

こうして翔と衣舞の異能力解放トレーニングが始まった。

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