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第十六話 彼女の名前は雨夜光里

雨夜光里あまやひかり 17歳

一人で事件について追っていた女の子。暁達と同い年だが学校は違う。


一人の女の子が暁達に近づいてきた。

顔は整っていて、スタイルも良く、言ってしまえば美少女だ。

翔「ど、どうしました?こんな夜に。(やべぇめっちゃ可愛い...。)」

翔が緊張している。

女の子は答えた。

女の子「さっき、君達が、異能力がどうのこうのって。」

翔「あっまあ、確かに言ったけど...何か?もしかして君、異能力者?」

翔は察しが良かった。

女の子「うん、そうだよ。能力使えるよ。君達は使えないの?」

翔「いや...暁...コイツは使えます。でも俺と衣舞は使えません。」

翔は正直に答えた。

女の子「へぇ~君は使えるんだ~」

女の子は暁に興味津々だ。

女の子「うん!気に入った!」

暁は女の子に気に入られたみたいだ。

光里「あっ!自己紹介まだだったね!私、雨夜光里 君達は?」

暁達は一人一人自己紹介をした。

光里「やっぱり、君達だったんだ、事件の捜査をしてる高校生って言うのは。」

暁達は名がそこそこ知れ渡っていた。

光里は悲しそうに話し始めた。

光里「実はね...私、過去に友達や家族、大切な人達を殺されてるの...あっ!急にごめんね、初対面の人こんな事言うのアレだけど、一応信頼の証って事で!」

光里は暁達を信頼しているようだ。

翔「そ、そうなんですか...でもあんま初対面の人は信頼しない方がいいですよ。まあ、俺らは悪い事はしないですけど。」

翔が優しく言葉を返した。

翔「まあ、でも俺達も似たもんだけどな、俺達って言うか、俺と衣舞は関係ないけど、暁の親父さんが殺されて...親友の大切な人殺されて黙ってられるか!みたいな感じです。」

翔は光里に事情を話した。

そして翔は今の探偵団の状況を話した。

光里「なるほどな~なら早速やってみましょう!」

翔「やるって何を?」

光里「異能力を目覚めさせるの!」

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