第十二話 昨夜の出来事
一方その頃、警察署では。
女性は昨夜の出来事を警察に知らせた。
案の定、その話はあまりにも現実離れしており、警察には相手にされなかった。するとそこに、紀彦がやって来た。
警察官が紀彦に現状を聞いた。
警察「紀彦さん、どうです?今の状況は?」
紀彦「その件なんだが、そちらの女性の証言は本当ですよ。」
警察「なっ!紀彦さんいくら何でも現実離れしすぎですよ。」
紀彦「あぁ、確かに現実離れはしている。だがわざわざ女性がでたらめの噓をつく理由もない。そして徹底的な証拠としてこの俺自身が、そのような現場を目撃した。」
紀彦の言葉を聞いて女性は驚いた。
女性「え!?まさかあの現場を目撃してたんですか?」
紀彦「はい、女性の叫び声が聞こえるもんなんで、特別捜査官たるもの見過ごせません。」
警察官は驚いた。
警察「えっ!?状況を目撃したってどうゆう事ですか!?」
紀彦「まあ、目撃したと言っても俺も詳しい事は、いまいち分からん。だが高校生三人組がその状況を打破していたように見えた。そちらのお姉さんその高校生について何か知りませんか?」
紀彦は暁達に目を付けていた。
女性「本当に申し訳ございません。名前はお互いにたくさん呼び合っていましたが、状況も状況なので覚えてなくて...でも命の恩人なんです!何かしてあげられる事があったらしてあげたくて...。」
紀彦「そうですか...もう少しで何か分かりそうなのに...クソッ。でもご協力感謝します。」
女性「何もお役に立てずごめんなさい。それでは私はこれで...。」
女性は帰った。
警察官は質問した。
警察「でわ、今紀彦さんが分かってる情報を共有しましょう。高校生についても何か分かるかもしれません。」
紀彦「そうだな、そうしよう。」
紀彦は警察と特別捜査官に昨夜の事を共有した。




