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第五章34 【12月22日/初等部4年生活動中】34/クリスマス時期の【部活】1

 ここまで【芳一】を中心とした【選ばれし者】達を中心に語ってきたが、【夢異世界部活学校】で活動しているのは【選ばれし者】とその関係者だけではない。

 他の【部員】達にもクリスマス時期のこの時期にはそれなりのイベントがあり、彼等彼女等の【物語】が存在する。

 この【物語】の主役は【芳一】だけではない。

 確かに【芳一】の人生は余りにも極端なものとなっている。

 だが、10人居れば10通り、100人居れば100通り、1000人居れば1000通りの人生がある。

 人生を経験しているのは【芳一】だけではないのだ。

 【芳一】以外の人間もまた、自分を【主人公】とした【物語】を経験しているのである。

 そこにスケールの大きい小さいは関係ない。

 各々が、自分の力量に見合った【冒険】をしているのである。

 つまり、【都立夢異世界部活学校】に通う他の【部員】もまた【主役】となる資格を持っているのである。

 そこで、また少し、【芳一】の【物語】とは距離がある【部員】達の活動を覗いてみようと思う。

 【都立夢異世界部活学校】の中からは、【各種(かくしゅ)挑戦部(ちょうせんぶ)】という【部活】があるのでそれを少し覗いてみようと思う。

 この【部活】は【毎日違った事柄に挑戦する】という【別名/オールマイティー部】とも言える【部活】である。

 例えば、一昨日は、【テニス】に挑戦し、

 昨日は【麻雀】、

 今日は【クイズ大会】、

 明日は【食べ歩き旅行】、

 明後日は【テスト勉強】、

 と言った様に、毎日、違う事柄を色々試して行く【部活】である。

 つまり、1年間で、365種類か366種類の事柄を【部員】で試してみると言う【部活】である。

 当然、一日のにわか体験なので、それぞれの事柄に対する【レベル】は他の【部活】と比べて、低いものばかりである。

 だが、この【部活】の醍醐味は、【物事を極める】という事ではない。

 数多ある、様々な事柄を体験して、自分に合った事柄を【部員】達が見つけるための【部活】である。

 1日8時間、決められた事柄をやりきると言うルールの下、色んな体験が出来るという自分探しをしたい人にお勧めの【部活】である。

 この【部活】も【ゲーム制作部】と同じく【イベント日】などがあり、その時は特別ルールで【部活】が行われる事になる。

 当然、【クリスマス】の時期が近いこの時期も【クリスマスイベント】に合わせた活動が行われているのである。

 【ゲーム制作部初等部4年生】主催の【クリスマス記念祭】と同じく【12月23日から12月25日】の間は、【クリスマスパーティー会】として、3日間、特別イベントがある。

 それは、平日の夜は、【各種挑戦部】の【部員】で今夜は【何の活動】をするかを決めて、全員で参加するが、【クリスマスパーティー会】は【部員同士】ではなく、【他の部活】から共に過ごして貰える【部員】を誘って、これまで体験して来なかった【活動】をチョイスして一緒に楽しむと言うルールが設けられている。

 もちろん、他の【部員】を誘えなかった場合は、【各種挑戦部】の【部員】同士でも良いし、自分1人だけでも良いので、とにかく、いままで【部活】で経験して来なかった【活動】をこの3日間の間に楽しむと言うルールとなっている。

 【部員】の1人、【寺沢(てらさわ) 正重(まさしげ)】もまた、この3日間、何をするかを悩んでいた。

 基本的には【他の部活の部員】を誘って、何かの活動を3種類行うというものなのだが、実は、同じ部員の【柳森(やなぎもり) 由希子(ゆきこ)】の事が好きな彼は、彼女を誘って2人きりで、【クリスマスパーティー会】の3日間を楽しもうと思っていた。

 当然、【由希子】が好む【活動】を考えて誘わなければならないし、彼女に誘いを断られたらそれまでである。

 それに、何となくだが、【由希子】は、やはり同じ部員の【三島(みしま) 光一(こういち)】の事が好きなのではないかと思う節がある。

 【光一】とは、親友の間柄になっているが、【由希子】を通して三角関係になっているのだ。

 いくら親友とは言え、【光一】に【由希子】を取られたくない。

 だから、【正重】にとっては正念場の1つといえるのが【クリスマスパーティー会】の【活動チョイス】なのである。

 残念ながら、【正重】の得意分野で彼女の好みの【活動】はありそうもない。

 だから、出来るだけやれそうで、彼女が好みそうな【活動】を考えるのが今の【正重】の頭を悩ませているのだった。

 この様に、他の【部活】でもドラマはあるのである。

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