第五章28 【12月22日/初等部4年生活動中】28/【祈清】は告げる、「貴方の才能は【超】と【謎】に注目されている」7
【芳一】は、【折清】と会話をしている。
【祈清】は、
「じゃあ、私がいつも診察出来るとは限らないから、貴方の意思で人格を増やせる様にさせてもらうわ。
この【薬】を飲んだ後で貴方が、【リアライズ・イマジナリー・フレンド/(現実化する空想上の友達)】に新たな【名前】を与える事。
そうする事で貴方の人格は増える事になるわ」
と言った。
ただし、これは嘘である。
彼女は【芳一】に人格を増やさせるために嘘の情報を与えている。
【芳一】が【7重人格】から【13重人格】になるための条件は3つある。
1つ目は、隠れている【人格】がある事を正確に知る事である。
これは、【祈清】の口から彼に伝えられているのですでにクリアしている。
2つ目は、この事が本当の事だと本人が信じる事である。
これは【祈清】の嘘の診察により、彼女が闇医者で、彼女の診察により、人格を増やす【薬】だと偽って渡したただの【ビタミン剤】を本当の薬だと信じ込む事によって人格を増やすトリガーの役目を果たすと言う事になる。
3つ目が、【リアライズ・イマジナリー・フレンド/(現実化する空想上の友達)】に新たな【名前】を加えると言うこと。
これは、【芳一】本人が隠れている【人格】の存在を認めると言う事であり、これらの条件が重なる事によって、隠れていた人格が増えると言うことになる。
なので、【芳一】がやるべきは、
【仮】の状態から【真性】の状態にするため【暴獣】付きの【リアライズ・イマジネーション・フレンド】の【唯野 美愛】の改名。
【道化】付きの【リアライズ・イマジネーション・フレンド】の【唯野 美紗】の名前を【表】と【裏】の2つに分けると言う事。
【虚無】付きの【リアライズ・イマジネーション・フレンド】の【唯野 美耶】の名前を3つにする事。
【神謎】付きの【リアライズ・イマジネーション・フレンド】の【唯野 美螺】の名前を4つにする事。
以上である。
一応、緊急時にいつでもすぐに出せる様に【薬】と信じている【ビタミン剤】を飲む前に、【リアライズ・イマジナリー・フレンド】の改名だけしておこうと思って、
名前を変更する事にした。
【暴獣】付きの【リアライズ・イマジネーション・フレンド】の【唯野 美愛】は、漢字はそのままの【唯野 美愛】とし、
【道化】付きの【リアライズ・イマジネーション・フレンド】の【唯野 美紗】は、【唯野 美紗緒】と【唯野 美紗羽】(【美紗緒】の【お】は【表】の【緒】、【美紗羽】の【う】は【裏】の【羽】)とし、
【虚無】付きの【リアライズ・イマジネーション・フレンド】の【唯野 美耶】は、【唯野 美耶妃】と【唯野 美耶巫】と【唯野 美耶魅】(【美耶妃】の【ひ】は【一】の【妃】、【美耶巫】の【ふ】は【二】の【巫】、【美耶魅】の【み】は【三】の【魅】)とし、
【神謎】付きの【リアライズ・イマジネーション・フレンド】の【唯野 美螺】は、【唯野 美螺依】と【唯野 美螺卯】と【唯野 美螺絵】と【唯野 美螺桜】(【美螺依】の【い】は【あいうえおのい】の【依】、【美螺卯】の【う】は【あいうえおのう】の【卯】、【美螺絵】の【え】は【あいうえおのえ】の【絵】、【美螺桜】の【お】は【あいうえおのお】の【桜】)とした。
これは、物覚えが悪い、【芳一】が比較的覚えやすい様に付けた名前となる。
だが、正直、余計な作業と言えた。
【人格(仲間)】が増える事を望んでいた【美和】が、
「キスしよ」
と言って、いきなり、【芳一】に口づけし、口移しで、【祈清】が【薬】だと信じ込ませた【ビタミン剤】を飲んでしまった。
これで、人格を増やす三つの条件が揃ってしまった事を意味し、意図せず、【芳一】は【7重人格】から【13重人格】に増えてしまったのだった。
これが【祈清】の余計な事になるかどうかはこれからの展開次第ということになるだろう。




