第8話 ガド騎士団
無事に鬼を倒した今、カーリナと共に漁村タンペに向かって歩いている。
ユホはというと、騎士団による担架搬送だ。
騎士団二人がユホを運ぶため、
急勾配の坂を難渋しながらも降りて来てくれたのだ。
かなり待ったが、キャタピラーのドロップアイテムの糸を回収してくれたし、
お荷物なユホと剣を預けられたので、自分とカーリナは手ぶらだ。
手持ち無沙汰なので一服でもと、ポケットをまさぐるも、
タバコがない、愛用のオイルライターもない……
そうだ!海へ飛び込む直前に浜へ投げ捨てたのだ、すっかり忘れていた。
一人焦っている自分を見て、カーリナが声をかけてきた。
「ヒデキさん、もしかしてこれをお探しですか?」
「えっ、あっ、そうそうこれです。ありがとうございます」
「ヒデキさんが投げるのが見えたので回収しておきました。
それと……これはオーガキングのアイテムです。
土砂に半分埋もれていました、お渡ししておきます。」
お礼を言って、カーリナからタバコとライター、そして短刀を受け取った。
自分は気付かなかったが、鬼は豆以外にもドロップしていたようだ。
タバコを吸いながら短刀を鑑定すると、鎧通しと表示された。
鎧通し?武器なのかアイテムなのかよくわからないが、これも騎士団に預けた。
***
漁村に着くと、村人達の歓声で迎えられた。
「英雄さまのご帰還だ!!」「オーガキングを倒したそうだぞ」「すげー」
先回りした騎士団から魔物討伐を聞いたようで、村人達が酒を手に騒いでいる。
ユホの手当のためカーリナ達と一旦別れた後、
酔っ払い達に囲まれているところに、バルコと村長の二人が近づいて来た。
「ヒデキ!村を救ってくれてありがとう。
オーガを倒しちまうとは、やっぱヒデキは村の英雄だな。
もう勝手に始まっている奴もいるが、これから祝宴だ」
「バルコが生きて帰れたのはヒデキのおかげだ……
何と言って感謝したらいいのか……うぅ……」
「誰一人として悲しませない、私は村長との約束を守っただけです」
「おお、親父とそんな約束していたのか。
約束を守って、ヒデキはカッコいい英雄さまだ。
それに引き替え、泣いてんじゃねーよ親父!
親父が悲しんでたら、ヒデキが約束果たせねーじゃねーか」
「バカヤローバルコ!悲しくて泣いてるんじゃねー、俺は嬉しんだ」
浮かれるバルコと感極まっている村長の相手をしていると、
ラタさんが泣きながら駆け寄ってきたので声をかける。
「ラタさんに頂いたお守りのおかげで無事に戻ってこられました」
「本当に……本当によかった……」
貰ったお守りを見せると、ラタさんは両手で顔を覆い泣き崩れてしまった。
困惑している自分を見兼ねて、カーニャさんがラタさんに優しく言い諭す。
「ラタ、嬉しいのはわかるけど、そんなに泣かないの。
ほら、ヒデキさんが困ってるわよ」
「うぅ……はい。カーニャさんごめんなさい、でも……」
ラタさんが自分の身を案じてくれていたのかと思うと嬉しくなる。
笑顔でお守りとラタさんを交互に見ていると、バルコも笑顔で話しかけてきた。
「ヒデキ、そのお守りラタから貰ったのか?」
「はい、村のお守りだと言われ頂きました。
魔物に勝てたのはこのお守りのおかげかもしれませんね」
「ハハハハ、そうかそうか!でもなそれ安産祈願のお守りだぞ」
「えっ!」
「カーニャもアレーナを産む時、村のばあさんから同じもの貰ったぞ。
なぁカーニャ?」
カーニャさんが胸元から薄紅色の貝殻を取り出し見せてきた。
ラタさんから貰ったお守りと同じだ。
「私に出来ることは、これくらいしかありませんでしたので……うぅ……」
ラタさんが泣きながらそう言うと、皆から失笑を買った。
安産祈願だろうが、ラタさんの思いが込められたお守りだ。
本当にこのお守りのおかげで命が救われたのかもしれない。
おかげで生きて帰ってこられ、ラタさんからのお礼を堪能できるのだ。
お守りに感謝しなければならないな。
***
バルコに連れられ木造の家に入ると、カーニャさんが服を持って立っていた。
「ここは俺んちなんだが、今晩ここを使ってくれヒデキ。
俺達は親父んとこ泊まるからよ。
あと服が汚れてんだろ、着替えを用意したから服脱いでくれ。
カーニャが洗う。服は村からのお礼だ貰ってくれ」
「ありがとうございます。泊まるところと服まで――」
「あーいーいー、気にするなって。ヒデキは英雄さまだからな、当然のことだ」
着替えを受け取ると、バルコ達は外で待つとのことで家から出て行った。
スウェットの上を脱ぐとサラサラと砂が床に落ちる。
前もって砂を落とせば良かったな、と後悔しながらズボンを脱ぐと、
先程よりも多くの砂がササーっと床に落ちる。
子供の頃に家族と行った海水浴の帰りを思い出しながら、
下着姿で床に溜まった砂をしばらく見つめ、少し期待しながら、
下着を脱ぐとザザーという音とともに床に砂山ができあがった。
どうやら服を脱ぐと砂が出せるスキルを獲得したようだ。
カーニャさんが準備してくれた灰汁色の下着、涅色のズボン、
そして浅葱色のシャツに着替え家から出ると、
入れ違いで箒を持ったカーニャさんが家に入る。
砂で床が汚れるのがお見通しだったようだ。
それなら家の外で服を脱ぐように言ってくれればよかったのに。
***
村長の声で祝宴が始まった。
砂浜に用意されたテーブルに魚料理が並ぶ。
宴というだけあって昼食よりも料理の品数と量が多いが、全てが硬い、
そこは昼食と同じ質だった。
村の女性陣はテーブル横の網で次々と食材を焼いている。
場所が砂浜だけに、バーベキューのようだが昼食と同様に肉類はない。
漁村だと肉の入手は難しいのだろう。
もちろん定番のソーセージやトウモロコシもなく全て魚介類だ。
その中でも名も知らぬ二枚貝が旨かった。
酔っぱらった村人達が絡んできた。
英雄さまに網をズタボロにされたと冗談めかして言っている者、
強くなれる秘訣を聞き出そうとする者、
村を救ってくれ感謝していると泣きだす者、
何も語らずヘラヘラする者と様々だ。
愛想笑いでいなしながら、黙々と貝を食べる――巻貝が一番旨かった。
砂浜のあちこちに騎士団が天幕を張っている、今夜はここで野営するようだ。
熱い視線を感じ振り向くと、騎士団達が話しかけたそうにこちらを見ている。
魔物討伐に参加しなかったのに、宴席にはちゃっかり参加したのか。
尻込みしている騎士団達を横目に、手当を終えたユホがやって来た。
「おぉ、ユホさん!怪我はもう大丈夫なのですか」
「ええ、神官の回復魔法のおかげでこの通りです。
それより、一人でオーガキングを倒すなんて本当にヒデキさんは凄いですね。
もう少しで団長が到着されるのでお会いください。
ヒデキさんの実力だと入団試験は免除されると思いますよ」
「ん……?えっ!私、騎士団に入団させられるのですか?」
「ええ、当然団長からの入団勧誘はあると思いますけど……
もしかして断るのですか?騎士団ですよ」
「まぁ、考えておきます」
「そうですか……」
自分の気のない返事にユホは納得していないようだ。
余程この世界での騎士団は社会的地位が高いのか、
騎士団への入団を断る者が信じられないといった感じだ。
魔物の討伐なんて命がけだと思うのだが、
平和を仕事にすることに誇りがあるのだろう。
「そう言えば、カーリ、いや、カールロさんが――」
「ヒデキさん、カーリナでいいですよ。私から本人に言っておきます」
「わかりました、ありがとうございます。
カーリナさんがキャタピラーは15カイソーと言っていましたが、
あれはどういう意味なのですか」
「それは階層ですね。今日ヒデキさんが倒した魔物の群れというのは、
ここから海岸沿いに北に行ったところにある、
ボルボルグという迷宮から暴走したものです。
その迷宮の15階層に棲息する魔物がキャタピラーなのです。
因みに、同じ迷宮の17階層にはオーガが棲息しているのですが、
オーガキングはAランクなので27階層に相当する強さなのです」
カイソーは階層だったか、それに魔物のLv.と迷宮の階層が一致する。
階層毎に魔物のLv.が、あるいはLv.で棲息階層が決まっているのだろう。
更にユホの口ぶりだと迷宮毎に魔物が棲息する階層が異なるようだ。
是非確認してみたいが、それにはまず冒険者にならなくてはならないかな。
どこかの街に移動すれば冒険者になれるだろうか。
ユホとの会話中にカーリナが走って来た。
「ヒデキさん、騎士団長直属部隊が到着しました。
団長がお待ちです。こちらへお越しください」
***
団長に挨拶することになった。
旨かった貝を残してもらうようカーニャさんに頼み、宴を中座する。
カーリナに付いて高台に登ると、騎士団が立てたと思われる立派な天幕があり、
その傍らにはクジラと剣をあしらった旗が立てられている。
騎士団のエンブレムなのだろう、この世界にもクジラはいるのだな。
天幕の前でカーリナが声を上げる。
「団長!カーリナです。ヒデキさんをお連れしました。失礼します」
カーリナに続き天幕に入ると、中には鎧を身に着けた男が座っていた。
カーリナの革の鎧とは違い、細かな装飾が施された金属製の鎧だ。
自分と目が合った団長は、立ち上がり兜を取って握手を求めてきた。
「おお、貴方がオーガキングを倒したというヒデキ殿ですか。
私はガド騎士団団長のユーハンです、この度はご尽力感謝します」
挨拶してきた団長は見た目30代後半で、カーリナと同じ赤毛だ。
騎士団には赤毛が多いのか、それとも流行っているのか、
はたまた団結の意を込めて染めているのか。
いや、髭も赤いので恐らく地毛だろう。
背は自分より少し高く、鎧の上からでもいい体格だとわかる。
団長と握手を交わしていると我慢できない感じでカーリナが喋りだす。
「団長!それだけではありません。
ヒデキさんは村を襲った全ての魔物を一人で倒したそうです」
「オーガを倒したと聞いたが、それ以外の魔物も全て一人で倒したというのか」
「はい、それも武器は騎士団の支給品である銅の剣です」
「ヒデキ殿を疑うわけではないが信じられんな。
しかしカーリナが嘘をつく道理もない。恐らく真実なのだろう。
とすれば冒険者、それも高ランクでなければ――」
「ヒデキさんは村人です」
「村人!?」
主役の自分をそっちのけで二人の話が進んでいる。
これなら挨拶しに来る必要はなかったのではないか。
旨かった貝がちゃんと残っているか気がかりで、そわそわしていると、
置き去りになっている自分に気付き、団長が出自について質問してきた。
「不躾な質問ですが、ヒデキ殿は転移者ですか」
団長の質問にカーリナが驚きで目を見張っている。
自分のどこに転移者の要素があるというのか。
ジョブが村人で魔物を倒している時点で疑われても仕方が無いか。
それに自分以外にも転移者がいそうな感じだな。
そう言えば、あの案内人の女が言っていた、
過去に発生した魔力禍では1万人が転移したと。
今回も大勢の人が転移したのかもしれない。
それよりも、団長の質問の真意はなんだろう。
転移者は騎士団になれなかったりするのか、だとするとこちらには好都合だ。
正確には転移後に転生したのだが、転生の件は話しがややこしくなるので、
こちらから言う必要はあるまい、回答は必要最低限でよい。
「はい、理由はわかりませんが、目を覚ますとこの見知らぬ地にいました。
これまで魔物を見たことがありませんでしたので、まるで別世界のようです。
それが10日ほど前のことです。その後、さまよい辿り着いたのがこの村です」
「やはりそうでしたか……
既にご存じかと思いますが、現在このガド地区は魔力禍に見舞われています。
それにより迷宮から魔物が暴走したため、我々がその討伐を行っています。
それとは別に多くの者がこの地へ転移しています。
ヒデキ殿もこの魔力禍に巻き込まれた一人でしょう。
つかぬことを尋ねますが、ヒデキ殿はこの後どうされるおつもりですか」
おお、来た!これはユホが言っていた入団勧誘か?
ここは騎士団以外で、なにかやりたいことを主張しなければ。
やりたいこと……やりたいことは……なんだろう、冒険者でいいか。
「私の力がどこまで通用するのか、冒険者になって試したいと思います。
ですが私が育った地域には冒険者がいなかったので、
どのようにして冒険者になれるのかがわかりません」
「そうですか……ヒデキ殿がおられた所には冒険者がいないと……
となれば、ここから近い冒険者の街、キュメンに向かわれるとよいでしょう。
ギルドで簡単な手続きを行えば冒険者になれます。
ヒデキ殿がご迷惑でなければ従者を一人お付けしますので、
わからないことがあればその者に聞いてください。
カーリナ!ユホにヒデキ殿の従者を――」
「団長!よろしいでしょうか、私にその大役を任命ください」
「カーリナ、お前がか。んー…………わかった。
ヒデキ殿、カーリナは騎士見習いですがそれでもよろしいでしょうか」
「ええ、私は構いませんよ」
「ヒデキ師匠!ありがとうございます。
この私に雑用なりなんなりお申し付けください」
「ハハハハ!カーリナよ、師匠ときたか。
ヒデキ殿、本人もこう言っておりますのでこき使ってやってください」
「あっ、いや、こちらこそよろしくお願いします」
こちらの世界についてわからないこともあるので、申し出は渡りに船なのだが、
団長がやけに親切過ぎる、これは何か裏があるかもしれない。
あっ!もしや騎士団勧誘への機会を虎視眈々と狙っているのか。
カーリナを従者として付けるが、実は諜者かもしれない。
それよりもカーリナよ……師匠って自分のことか?弟子は取った覚えはないぞ。
「ヒデキ殿、お呼び立てしておきながら申し訳ないですが、
明日、私の部隊は魔物討伐のためここより南下します。
出立が早朝のため、後日キュメンの騎士団の詰所にお越し頂き、
またお話しを聞かせてください。
カーリナ!常に連絡が取れるようにしておいてくれ」
「承知しました、それでは失礼します。
では師匠参りましょう」
話しの流れで、また団長に会うことを約束させられてしまった。
一見すると団長の印象は良い、丁寧な口調で客人扱いを受けた。
ただ、食事中に呼び出し、諜者を付け、明日は早いからまた会いに来いとは、
なんて傍若無人な奴だ、失礼しちゃう。
***
団長の天幕を出てカーリナと一緒に祝宴に戻ると、
村の男達が騎士団と共に酒を飲んでバカ騒ぎをしている。
この騎士団員達は明日の出立が早朝だと知らされていないのか、
かわいそうに、クククク……。
酔っ払いの騎士団達を横目で蔑みながら、
カーニャさんに貝を焼いてもらうようお願いすると、
一番旨かった、お気に入りの巻貝は全て無くなったと聞かされる。
カーニャさんの忠告に耳を貸さずに騎士団がたいらげたそうだ。
このうらみはらさでおくべきか!!
カーリナと一緒に二番目に旨い二枚貝をたらふく食べた。
***
満腹になってまったりくつろいでいると、
山積みになった貝殻の間から酔い潰れている村人達が見える。
そろそろお開きのようで、女性達は甲斐甲斐しく片付け始めた。
殆んど白湯のハーブティーを飲みながらカーリナと話す。
「えーっと、もうカーリナさんと呼んでもいいですよね」
「いいえ、師匠。ボクに敬称は不要です」
「そう、それです。その師匠ってなんですか」
「ボクは立派な騎士になりたいのです。それには強さが必要です。
転移者の中には、極稀に神より特殊なスキルを授かる者がいると聞きます。
師匠のその強さは神より与えられたものだと思っています。
その師匠のもとでなら強くなれると思い、従者を志願しました」
「そうですか。でも私のもとで強くなれるかどうかわかりませんよ」
「いえ、そんなことはありません。あの強さ――」
「それに!カーリナさんが私に付いて来てくれるのは冒険者の街までですよね」
「そこは大丈夫です!ボクには秘策があるのですよ、フフフ。
あと、師匠!丁寧な言葉遣いもさん付けも不要です」
企み顔のカーリナは自分のもとに長期的にいる計画のようだが、
それは騎士と呼べるのか、考え方としては関連会社への出向みたいなものか。
いや、自分と騎士団に関連性はないので、社会人ドクターの方が近いかな。
バルコと村長に明日の朝に出立すると告げ、今晩宿泊する家に向かう。
家に入るといってきかないカーリナを必死に止め、何とか諦めてもらった。
カーリナは理由を聞いてきたが、15歳の自分が14歳の女の子と一晩過ごすのだ、
自分を抑えられる自信がない、そんなことは口が裂けても言えなかった。
異世界に転生した初日だというのに、長い一日に満身創痍だ。
明日は筋肉痛を覚悟しなければ、いや、若いから大丈夫か。
一応、効果があるかわからないがHP回復速度を上げておこう。
ステータスを確認すると、村人がLv.9になっていた。
とりあえず二乗効果も付けてHP回復速度を25倍にセットした。
コンコンと扉を叩く音がする、カーリナが懲りずにやってきたのか。
扉を開くと、ラタさんがお湯と手ぬぐいを持って立っている。
「ラタさん、どうされました?」
「ヒデキさん、お体を洗いに来ました。
息子のアスルと村を救って頂いたお礼です、約束しましたよね」
「あっ、そうでしたね……どうぞ入ってください」
笑顔でお湯が入った桶を受け取り、ラタさんを家に招き入れた。
だが内心では、あれだけ期待したお礼が洗体か……としょげていた。
いや違う、まずは洗体からなのか、人の目もあるからそういう設定なのか。
少し期待したが服は自分で脱ぐようだ、そういったご奉仕はないようだ。
では下着は……こちらもご奉仕はないようなので、一応穿いておこう。
ラタさんに背を向け座ると、お湯が入ったタライに手ぬぐいを浸し、
硬く絞ってラタさんが背中を拭いてくれる。
暫くすると、ラタさんの右手が自分の脇の下から出て来た。
おお、まずは後ろから手で……
一人興奮していると、ラタさんの右手には絞った手ぬぐいがあった。
これを使って前は自分で拭けということだった。
がっかりはしたが、固く絞った手ぬぐいを持つラタさんの右手に、
興奮を覚え、自分の男性自身も硬くなる。
前を自分で拭いていると、柔らかいものが背中に当たった。
待っていましたと心躍らせていると、ラタさんは自分の背中で泣いていた。
「アスルを助けてくれて……本当にありがとうございます……」
ラタさんは常にアスル君のことを第一に考え、
そのアスル君はママを守ると言い、実際スライムに立ち向かったいい息子だ。
一方、自分の息子はわがままできかん坊だ。
23歳のお姉さんの柔らかいものに反応しまくっている。
泣いてすっきりしたラタさんが素敵な笑顔で出て行った。
明日の朝はカーリナと街に向かうので、
この村の最後に、ラタさんと最高の思い出作りができると思ったのだが……
仕方がない、ラタさんの柔らかい思い出で、自分一人ですっきりしよう。
若さなのか、はたまたHP回復速度25倍のおかげか、
連続で3回もすっきりした。
キャラクター設定
ユーハン/騎士Lv.48
ガド騎士団団長
年齢:39歳 身長:175cm 瞳:ヘーゼル 髪型:赤毛短髪、顎髭
装備:鋼鉄の兜、鋼鉄の鎧、鋼鉄の帷子、鋼鉄の籠手、鋼鉄の脛当、
鋼鉄の剣、鋼鉄の盾
一人称:オレ、公では私
経歴:北部沿岸配属→小隊長→中央市街中隊長→大隊長→副団長→団長
家族:妻アマンダ、息子、娘