第23話 スライム
あぁー、タバコが吸いたい。
昼食そっちのけで頭の中はタバコで一杯だ。
口寂しさを紛らわすため熱く濃いお茶をすするも効果がなく、
食後の一服ができないと思うとやるせなくて、
硬く薄味な食事がより一層喉を通らない。
アイリスがタバコと間違って買ってきた葉たばこが視界に入る。
顔よりも大きな葉っぱは茶色に色付いていることから乾燥済みなのだろう。
だとすると、後はこの葉っぱを細かく刻んで紙に巻けば吸えるはずだ。
細かく切るのはなんとかなるとして、問題は紙をどうやって調達しよう……
あっ、そうだ迷宮の地図!
あの地図が使えるかもしれない。
「カーリナ、この葉っぱを細かく刻んでくれないかな」
「これをですか……はい、わかりました。
どの程度細かくすればよろしいでしょうか」
「できるだけ細かくとしか言いようがないが、
まぁ試しにこの一枚でやってみてよ。
それとさー、地図を貸してくれないか」
「地図ですか?構いませんけど何階層の地図ですか」
「何階でもいいので一枚頂戴。
あっ、そうそう、その地図って燃えやすいかな?」
「ん……?何に使うか伺ってもよろしいでしょうか」
タバコが吸いた過ぎて誤魔化す悪知恵も働かず、
刻んだ葉たばこを巻くのに使うのだと正直に答えると、
カーリナは烈火の如く怒ってしまった。
いいじゃないか一枚ぐらい、減るもんだけど。
巻く紙が無ければ葉たばこを刻んでも仕方がない、
カーリナから葉っぱを取り上げた。
どっかにタバコないかなー。
薄い期待を持ってポケットをまさぐるも入っているはずも……
あれ?タバコではないが何かあるぞ。
出てきたのは小さい金属の玉――何だっけこれ?
まだ怒っているぷりぷりカーリナに尋ねる。
「カーリナ、これ何だかわかる?」
「それは師匠がローレンツさんから頂いたアイテムですよ」
そうだそうだ、魔物が寄ってくるというアイテムだ。
餞別としてローレンツから良い物として貰ったのだが、
こんなもん、どう考えても呪われたアイテムだろ。
手の平で呪物である鈴を転がしているとトラヴィスが話しかけてきた。
「それ『招き鈴』だよな。ヒデキさんって何処ぞの貴族なのか?」
「えっ、貴族だなんて私は一般ピーポーですよ。
これって貴族の証なのですか?」
「ピーポー?
貴族しか持てないってことは無いけど、それ高価だからさ」
「これ、頂き物なんですよ。
パーティを組んでいた人からお礼として貰ったんです」
「へー、じゃあその人が金持ちなのかー、それ5万ラルはするぜ」
「5万ラル!」
元の世界の貨幣価値だと1ラルが20円相当、
つまりこの呪われた鈴たった一個で100万円もするのか。
ローレンツに会うことがあったら、改めてお礼を言わないといけないな。
でも高価過ぎてローレンツにちょっと引いてしまう。
トラヴィスはアイテムに詳しそうなので、
本日、ウサギがドロップした甘い匂いがする玉について尋ねる。
「あぁーそれな。何だっけなー。
アイリス!これって何て言うんだっけ?」
「あら、それ香料じゃない。ヒデキさん、どうしたのそれ」
「今日の戦利品です。ウサギが落としました」
「へー、ツイてるわねヒデキさん。それ買うとなると1万ラルはするわよ」
これも高価なアイテムだったか。
20万円相当の甘い匂いがする玉、しかし使い方がわからないぞ。
トイレや靴箱に置いておくようなものではない事は確かだ。
用途不明のままでは宝の持ち腐れだ。
「これは何に使う物なんですか?」
「専用の容器に入れて持ち歩くの。
そしたら魔物が匂いにつられて寄ってくるわ」
この匂い玉も呪物だったか。
一体誰が大枚をはたいて魔物に好かれたいのだろう、
鈴や匂い玉で魔物を呼び寄せたがるなんて、この世界の価値観は良くわからん。
「でもね、寄って来るって言っても、
そっちの鈴と違ってSランクの魔物だけよ」
「ヒデキさんすげーな、これで魔物に苦労する事はないな」
何が凄いんだか、トラヴィスは純粋に羨んでいるように見て取れるが、
ヤニ切れでイライラしているためか嫌味にも聞こえてしまう。
本心なのか皮肉なのか、トラヴィスの真意を探っていると、
「よしっ!詰所に容器が一個余ってたはずだ、オレ取ってくるよ。
ヒデキさん達は飯食っててくれ」
「あっ、いやそんな悪いですよー」
自分の返事など聞かずトラヴィスがゲートを使うため小屋に入って行った。
わざわざ今取りに行かなくてもいいのに。
アイリスが口を開く。
「気にしなくていいわよヒデキさん。
トラヴィスが好きでやってるんだから。
それに大切な木箱も見つけられなかったでしょ。
そのお詫びだと思えばいいのよ」
「そっ、そうですかー」
別に負い目を感じているのではなく、いらぬ世話なのだ。
そもそも魔物を呼び寄せるためのアイテムなど使いたくないのだが。
「そうそう。ヒデキさん、よかったらこの紐使って」
アイリスが何処にでもあるような紐を差し出してきた。
タバコを買ってこられなかったお詫びのつもりだろうか、
だとすれば、この紐も貴重なアイテムなのかもしれない。
「これは……何に使うアイテムですか?」
「鈴に付けるのよ。
そしたら首からかけたり、リュックに付けたりできるでしょ」
「あぁ……ありがとうございます」
「いいのよ、ただの紐だし」
紐はただの紐だった。
呪いの鈴を首からぶら下げるなど狂気の沙汰としか思えない。
カーリナが背負うリュックに呪いを括り付けていると、
トラヴィスが小屋から出て来た――お早いお帰りで。
金属製の容器をトラヴィスから手渡される。
球状の透かしがあるペンダントだ。
くす玉のように半分に別れるのでこの中に匂い玉を入れるのだろう。
細いチェーンが付いているが長さからして……首から吊り下げるようだ。
ペンダントはネックレスだったか。
どうもこの世界の住人は呪いのアイテムを首から吊るすのが好きらしい。
***
午後の迷宮探索は4階層から再開、本日の目標は5階層入口までとする。
アイリスにはもう一度チャンスを与えることにした。
自分達が迷宮に入っている間、タバコを買ってくるお遣いミッションだ。
タバコが買える雑貨屋を教え、10本分の購入代金として銀貨10枚を渡す。
無事に重要ミッションを達成したならば、
間違って葉たばこを買って来た事を水に流してやろう。
トラヴィスに4階層入口まで送ってもらう。
先ずは呪いのアイテムを処置せねば、
匂い玉はSランク用なので、鈴がどの程度呪われているか確認しておくか。
「カーリナ、その鈴を試してみたいのだが」
「はい!こうすればいいですかね」
カーリナがその場で跳ね始めるとリュックに括りつけた小さな鈴が揺れる。
当然だが小さな鈴からは小さな音しか出ない。
リュックの中身が出す音よりも小さいが、こんなんで本当に魔物が来るのか?
そもそもここは4階層入口だぞ、今鳴らしても意味ないと思うが。
通路に目をやると、あら?3階層までに比べると通路が広いな。
違った、効果があったようでスライムがこちらに向かって来る。
あんな小さな音を良く聞き取れたものだ、耳も無いのに。
スライムの倒し方は慣れたもの、
さぁ、カーリナさん懲らしめてやりなさい。
あれ?スライムが2匹いるぞ。
「カーリナ、スライム2匹来たんだが、これも鈴の効果かな」
「4階層からは魔物が一度に2匹出現するので多分違います」
そう言えばローレンツがそんな事を言っていた。
安全を見てキュメンでの探索は3階層までとしていたが、
スライムが何匹来ようが我々の敵ではない。
あっさりと片付けてくれようぞ。
カーリナの背中を押しスライムへ攻撃するように仕向ける。
まずは、戦力を確認すべくスライム1匹だけをカーリナに相手させる。
4階層入口と言う名の聖域からカーリナが鋼鉄の槍で攻撃、
槍で2回突かれるとスライムは黒い煙に変わった。
やはり一撃では倒せないか。
これから一度に魔物2匹と戦うとなると、
流石に一人で相手取るのは厳しいだろう。
となると、自分も出張って二人で戦うか。
2匹目への攻撃合図をカーリナが待っている。
現状、カーリナは全てのポイントを使って腕力を向上させているので、
これ以上カーリナを強くしようにもどうすることもできない。
ポイントを増やすにはジョブLv.を上げる必要があるが、
カーリナのジョブは村人Lv.23、戦士Lv.8で午前中から変わっていない。
やはり二人で戦う必要が……あれ?
カーリナのステータス画面に新しいジョブを見つける。
冒険者と薬師だ。
いつ取得したのだろう、冒険者は迷宮に入った時だろうから、
もしかしたらずっと取得していたのかもしれない。
それよりも薬師だ、これはいつの間に獲得したのだ?
そもそもどういったジョブなのだろう。
ステータス画面に夢中になっていたら、
忍耐不足のカーリナが2匹目のスライムを倒してしまった。
「カーリナ!」
「すみません師匠、我慢できなくて」
「それは良いんだが、薬師ってどんなジョブなの」
「えっ!急にどうされたんですか?」
「いやね、カーリナが薬師ジョブを取得したようなんだ。あと冒険者も」
「えっ!?」
「とりあえずサブジョブに付けようかと思うんだけど、
冒険者と薬師、どっちにする?」
「両方がいいです!両方欲しいです!」
「どっちか選んでくれないとポイントが足りないよ」
「でしたら薬師をお願いします」
「わかった。設定するからスライムを呼び寄せておいてくれるかな」
カーリナが嬉しそうに鈴を振り回している――あんなに振って大丈夫だろうか。
サブジョブに薬師を付けようにもポイントが足りない、
戦士を外しその代わりに薬師をセットする。
腕力に使用していた戦士分のポイントが自動的に引かれ、腕力1となる。
カーリナのステータス設定を終え通路に視線を向けると、
ほら言わんこっちゃない、スライムの大群がぴょんぴょんやって来ているぞ。
1、2、3……10匹いるな、
聖域だから良いものの通路で囲まれたら一巻の終わりだ。
鈴の使い方には注意せねばなるまい。
「カーリナ!腕力が下がったので攻撃何回で倒せるか確かめたい。
まずは1匹に集中して攻撃してくれ」
「わかりました!」
スライムの群れにカーリナが槍を突く、
当たり所が良かったのか悪かったのか、
攻撃を受けたスライムが後ろへ吹き飛び群れの中に紛れてしまった。
おいぃー、集中し過ぎだぞカーリナ。
その後、カーリナが懸命にスライムへ攻撃、自分は必死に攻撃回数を数える。
スライムは攻撃2回で倒せる……数え間違っていなければの話しだが。
腕力減少分の影響はないようだ。
スライムを10匹倒すとカーリナの薬師はLv.5になっていた。
このまま薬師を育てても良いが、
それよりも冒険者Lv.を上げて総ポイントを増やしておいた方が良いだろう。
カーリナのサブジョブを薬師から冒険者へ付け替える。
「カーリナ、そろそろ先に進もうか」
「そうですね、五の鐘までに5階層入口に着かないといけませんしね」
「まぁ、夕方までなら余裕でしょ」
***
「カーリナ、まだぁー。結構歩いているけど」
「もう少し、部屋までもう少しです」
「さっきからもう少しもう少しって、いつまで歩くのよ。
それにさーなんかこの階層、広くない?」
「ええ、4階層からは3倍広くなります」
「ええええ、うそだー。なんでよ!」
「嘘じゃないですよ師匠。ほら地図だって3枚に――」
「そうじゃなくて、カーリナあれ見て。
あそこにいるのってゴーレムじゃない?」
「ホントだ。珍しいですね」
「いやいや4階層はスライムのはずでしょ?
なんで2階層のゴーレムがいるのさ」
「4階層からは上の階層の魔物が出現するんです。
大抵が直上の階層なんですが、2階層上のゴーレムが出るだなんて、
珍しいですね」
そう言うとカーリナは駆け出してしまった。
ゴーレムは両手を上げているので先手必勝を狙っての事だろう。
2階層のLv.のままなら、カーリナの一撃で倒せるはずだが、
この4階層では魔物が2匹出現、あと1匹どこかにいるはずだ。
カーリナの後を追い自分も走り出す。
ゴーレムの目前で衝撃波に耐えるためカーリナが構える、
自分も衝撃に備えねば。
バーン
一瞬目の前が暗くなり後ろに吹き飛ばされる。
何だ?何が起こったんだ?
鼻の奥で鉄の匂いがする、それに鼻が熱いぞ。
急ぎ体を起こすと自分の側でスライムがぴょんぴょん跳ねている。
このバカスライムの攻撃を受けたようだ。
ゴーレムの衝撃波に備えないといけないと言うのに。
ドーン
衝撃波を受けてしまった。
ゴーレムが地面を叩いたようだ、カーリナは何をやってるんだ。
攻撃する隙があっただろう……自分の近くにカーリナが倒れている。
「カーリナ、大丈夫?」
「えぇ、あっ、師匠!鼻血が出ています。今薬草を出します」
「そんなのは後だ、カーリナはスライムを頼む。自分はゴーレムを倒す!」
ゴーレムは再び両腕を上げているので急がねば。
剣を横に構えゴーレムのもとへ駆け出すとフラフラして上手く走れない。
どうなってるんだ、それに鼻が詰まって息が苦しいぞ。
ヨタヨタとゴーレムに近づき遮二無二剣を振り回す。
倒れろ!倒れやがれ!倒れてくれ!倒れてください!倒れてくださいまし!
ゴーレムは黒い煙へと変わった。
呼吸が苦しく立っているのが辛いので膝に手を当てる、
下を向くとポタポタと地面に血が落ちる。
袖で鼻を拭くと赤く染まった――洗濯で落ちるかな。
鼻をすすると口の中が鉄の味でいっぱいだ――気持ち悪い。
「おぉーいカーリナ!そっち終わったら手当をお願い」
カーリナには悪いがここで横にならしてもらおう。
***
部屋に到着、念のため体を横にし安静にして休憩を取る。
今日はツイてないなー、タバコは吸えないし鼻血は出るし。
はぁータバコ吸いたい……
「師匠!師匠!起きてください!」
いつの間にか眠っていたようだ、カーリナが騒がしい――いつものことだが。
4階層奥へ出る通路前で叫んでいるカーリナが目にとまる。
何だよー、ゆっくり寝かしてくれよなー。
カーリナに近づき騒いでいる原因を目の当たりにする。
通路一杯に魔物が集まっているではないか。
「何これ!?何したのカーリナ!」
「師匠が休まれている間に、ちょっと魔物を狩ろうかなーっと思って」
「いやいや限度があるでしょ」
「初めは数匹だけ呼び寄せて倒してたんですが、
気付いたらどんどん集まってきてしまって」
「……」
「お説教は後で受けます、どうしましょうか」
「ちょっと待ってて」
カーリナのステータス画面を確認する。
冒険者がLv.6になっていた。
ん?これならいけるんじゃないかな……おぉできた。
カーリナ・ストールベリ 14歳 村人Lv.23
HP回復速度 2倍 使用スキルポイント2
攻撃力 5倍 使用スキルポイント17
サブジョブ数 3 使用スキルポイント17
┗戦士Lv.8 冒険者Lv.6 薬師Lv.5
折角のボーナスタイムだ、
サブジョブに全部付けて経験値を全て頂こうじゃないか。
反撃の無い魔物への一方的な攻撃を始める。
呼び寄せた魔物の殆んどがパープルスライム、
その紫の海の中でスパイクヘアが数匹走っている。
メタルゴーレムが2体もいるぞ、よくもまあここまで集めたものだ。
ゴミ屋敷以外でこんな台詞を吐くとは思わなかった。
***
「しっ……しっ、師匠、待って下さい。あっ、次は右です」
「おーいっ、遅いぞー。がんばれーカーリナ」
魔物の群れを倒し、5階層への階段に向かっている。
鈴を勝手に使用した罰としてドロップアイテムを全て回収させた。
メタルゴーレムがドロップした鉄くずも全て拾わせた。
持つのが嫌になる重さだったので、多分20kg近くあるだろうな。
「カーリナ、全然魔物がいないなー、何でだろうなー」
「すみませんでした。ボクが全て呼び寄せたからです。次は左です」
「反省してるか?」
「はい、それはもう十分に!」
「よし、じゃあリュック貸してここからは持ってあげるよ」
いつもなら断ってもおかしくないが、
カーリナは素直にリュックを地面に置いた、そうとうこたえているようだ。
これに懲りてもう勝手な真似はしないだろう。
うっ、重いな……持つなんて言うんじゃなかった。
***
「師匠、大丈夫ですかー。もう五の鐘が鳴ったので急いでください。
次を右に曲がれば階段ですよー」
「……あぁ、わっ、わかった」
リュックが肩に食い込んで痛い、何でこんな事してるんだっけ?
カーリナよりもリュック持っている距離が長くないか?
重い、苦しい、あぁータバコ吸いたい。
文句タラタラで歩いていると人影を見つける。
トラヴィス達が遅いと迎えに来たのか?
丁度良いトラヴィスに代わってもらおう……あれ?
通路に立っている人物は少女だった。
水色の髪が腰の高さまであり、水色のチェニック、紺色のレギンス、
それに胸の高さに青色のボールを両手で抱きかかえている。
この少女に見覚えがあるぞ。
確か漁村タンペに向かう際、スライムを倒した後に見かけた少女だ。
何故、迷宮にいるんだ?
「師匠!魔物です」
「えっ!?この女の子が?」
「多分、ローレンツさんが最強と言っていたSランクの魔物だと思います。
紙がリュックの中なので詳しくはわかりませんが、
女の子がこんなところにいるのは異常です。魔物と考えて間違いないでしょう」
最強の魔物か……緊張が走る、まずは鑑定スキルを使って確かめてみよう。
スライムガールLv.34
「カーリナ!Sランクの魔物で間違いない。構えろ!」
リュックをゆっくり下ろし自分も銅の剣を構える。
スライムガールが微笑みながら自分に近づいて来る。
しかし微笑んでいるだけで何も仕掛けてこない、
もしかして匂い玉に寄って来ただけか?
リュックのポケットから紙を取り出したカーリナが口を開く。
「師匠、Sランクの魔物は攻撃をしてこないようです。
これは好都合です。離れてくださいボクが倒してみせます」
「待って!待ってカーリナ!」
目の前で微笑むのはどう見ても無抵抗な少女、
見た目は10歳ぐらいで普通の女の子だぞ。
そんな子に剣を向けるなんて……無理だ。
ローレンツの言っていた通り最強だ、攻撃なんてできない。
こんなの卑怯だ、この子が魔物だと!?
カーリナの手を引っ張り5階層への階段へ逃げ込んだ。
魔物設定
ブルースライム/ blue slime
系統:魔獣 種:スライム ランクC
弱点:火 耐性:水 特殊:-
攻撃:体当たり
特徴:ぴょんぴょん跳ねて移動
ドロップ:薬/薬草、薬レア/回復薬
パープルスライム/ purple slime
系統:魔獣 種:スライム ランクB
弱点:火 耐性:水 特殊:毒
攻撃:毒攻撃
特徴:毒々しい紫色、ゆっくり移動
ドロップ:アテイム/石灰石、薬/毒消し草、薬レア/解毒剤、
ラベル/毒のラベル
ボディスライム/ body slime
系統:魔獣 種:スライム ランクA
弱点:火 耐性:水 特殊:-
攻撃:ボディスラム
特徴:全身青色、鍛え上げられ体がヌルヌルしている
ドロップ:素材/ホウ酸、素材レア/スライムゼリー、食材/オリーブオイル
スライムガール/ slime girl
系統:魔獣 種:スライム ランクS
弱点:火 耐性:水 特殊:-
攻撃:ノンアクティブ
特徴:透明感のある少女、胸の高さにスライムを両手で抱きかかえている
水色の長い髪、水色のチェニック、紺色のレギンス
ドロップ:宝石/天青石、指輪/スライムの指輪




