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2021年 大学祭企画

架空遺言③

作者: 周藤花

好きです。なかなか言うキカイなかったので今から書きます。読み返すこともできないけどたぶん色々かきますごめんなさい。

少女マンガとかドラマとか色々みたけど私は先に死ぬ人が恋人に自分のこと忘れて幸せになってって言う意味がわかりません。ごめんなさい。だってイヤだもんそんなの。

センパイはなんか奇せき的に私と付き合ってくれたけどいまだにちょっと意味が分かりません。私だったらこんな頭おかしくてバカでつまんない女と一緒にいようとかフライパンひっくり返っても思わないからです。

じゃあ一たんここでセンパイは私のことずっと好きで忘れられなくて一生引きずってるってことにします。うーんでもそんなわけないか。


私はセンパイの話ぶっちゃけつまんなくてほとんど聞いてなかったんですけどあの人のことについてはおぼえてます。キレイな外国の女の人。世界一美しい遺書かいたって言われてるなんかオオカミみたいな名前の人。

ヴァージニア・ウルフ !?

見ながらじゃないと書けないカタカナじゃん。びっくりしています。むずかしい。センパイが付き合ってたのはこういう女なんですよ。

あの人、遺書の中でこれ以上あなたの人生を無駄にするわけにはいかないって言ってました。私も思います。私と付き合っててもむだになっちゃうと思う。センパイは美人で頭もいいリカちゃんみたいな人と付き合ってください。そっちのほうがいいです。






ウソ。

私のこと好きだった?

好きだったんならずっと忘れないでください。ほかの女の子と一生つき合わないでください。ずっと私のこと思い出してときどき泣いててよ。

ウルフさん、すごい。私だってセンパイの幸せ願ってるのに、死ぬときまで好きな人のこと思ってるんだ。私はムリでした。最ごくらいワガママになっちゃってもいいじゃんって思うもん。自分勝手でごめんなさい。幸せになってなんて言えるわけないよ。

恋と愛のちがいとかいうけど、私まだ高校生だし。

大人になったらわかることだったのかな。





死にたくないなあ

死にたくない

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