登場人物紹介(※ネタバレ注意)
一部に第3章〜第7章のネタバレを含みます。今ばれても大丈夫そうなところだけばらしてますが、一応第90話まで読んだあとの方が無難かもしれないです。
【アリサ・ハン・テスペルク】
この物語の主人公。使い魔として召喚したヴァルギスに一目惚れして、交際を迫っている。好きな人には強引に出る一方で、押しには弱い。
魔法を使うのが大好きで、日常生活で常に浮遊する、寝る時もずっと浮いているなど、とにかくずっと魔法を使っていないと気が済まない。そのせいか魔力は人と比べて飛び抜けて強く、魔王を召喚できてしまうほど。
もとはウィスタリア王国の貴族でエスティク恩賜魔法学校に通っていたが、王国を統治するクァッチ3世に残酷な遊びを見せられ、強姦されそうになった挙げ句罪を着せられ投獄されたためハールメント連邦王国に亡命。ヴァルギスとともに魔王城で暮らすことになる。亡命する前は魔法以外のことにはまったくの無関心だったが、今はヴァルギスの家臣として働くべく魔族語を勉強中。
第90話でヴァルギスに告白され付き合うことになる。ヴァルギスのことは「まおーちゃん」、第141話以降は「ヴァルギス」「まおーちゃん」「魔王様」を使い分けて呼んでいる。
【ヴァルギス・ハールメント】
アリサによって使い魔として召喚された魔物というか魔王。アリサの彼女。ハールメント連邦王国を統治する第7代魔王。400歳だが、見た目はアリサと同じくらい若い女の子。
それまでの魔王とは一線を画し、人間を残虐に扱わず仁政をしいたため、ウィスタリア王国からの多数の亡命者を受け入れることになる。ケーキが好き。普段はしっかり者だが、実は権力者ゆえに心の底から信じ合える人が欲しいとも思っており、寂しがり。第90話でアリサに告白した後は、少しずつアリサに依存して甘えん坊になっていく。第194話ではついに‥?
ウィスタリア王国を統治するクァッチ3世に騙されて7年間閉じ込められ、弟ハクを凌遅の刑で殺されその肉を食べさせられる、同胞の魔族を殺させられる、家来扱いにされるなど屈辱を受け、アリサの助言も得てウィスタリア王国を滅ぼすべく復讐に燃えている。
【メイ・ルダ・テスペルク】
アリサの3つ上の姉で、テスペルク一家の長女。父と母はアリサの連座で車裂きの刑となり殺されたため、今はテスペルク家の当主でもある。アリサの連座で自分が死刑になることを恐れ、アリサと一緒にハールメント連邦王国へ亡命。
怖がりで特に魔族が嫌いだが、ヴァルギスに洗脳を解かれてからは少しずつ歩み寄りも見せている。ただ、いざという時にはアリサやラジカに守ってもらっている。アリサの魔法でも怖いものは怖いらしく、アリサが風呂代わりに作った湯のボールにうまく潜れず怪我してしまうほど。しっかり者で、たびたびアリサを叱っている。アリサもメイの言うことには逆らえず、「お姉様」と呼び、敬語を使って接している。
アリサとヴァルギスが付き合うようになってからは、2人の関係を呆れながらも見守ってあげている。
【ハギス・ハールメント】
ヴァルギスの弟ハクの長女。ヴァルギスの姪にあたる。50歳だが、見た目は人間の10歳児に近い。父ハクを凌遅の刑で失ってからはヴァルギスに依存し、独り占めしようとして、ヴァルギスに恋慕するアリサを排除しようとするが失敗。一緒に遊園地に行ったことでアリサと仲良くなり、アリサとヴァルギスが交際することも受け入れる。ヴァルギスは「姉さん」、他の人は苗字で呼ぶ。一人称は「うち」で、語尾に「の」「なの」をつけて喋る。大好物はくさやで、趣味は盆栽などオヤジ臭いところもある。特技はビリヤードで、プロレベルの腕前を持つ。
【ナトリ・ル・ランドルト】
エスティク恩賜魔法学校でアリサと同級生。とにかく1番という順位に固執してアリサをライバル視して、何かあるごとに勝負を挑むが負けてばかりでいる。ただ、その過程で歴史や政治学や経済学などを大量に勉強したため文系には強く、ヴァルギスにそこを買われて家臣として登用された。魔族語も堪能で、亡命の旅では役に立った。
ウィスタリア王国第4の都市ギフ出身だが、魔法学校を卒業したら娼婦になれと国から命令されたことを知り、アリサと一緒にハールメント連邦王国へ亡命。語尾に「なのだ」をつけることが多い。獣人で頭には耳が生えて、しっぽもついている。火の魔法が得意だが、アリサにはかなわない模様。使い魔として子供のドラゴンがいる。
第111話でアリサに全力勝負を挑むも逆に自分が瀕死状態になり、臨死体験をするうちにアリサやヴァルギスと目的を共有。アリサへの当たりもましになる。その後は第133話でアリサのデートの練習の相手を務める、第151話でアリサに強化魔法をかけてもらうなど、ライバル視していたアリサと信頼関係を築くようになる。
【ラジカ・オレ・ナロッサ】
エスティク恩師魔法学校でアリサと同級生。同じ女子でありながらアリサのことが恋愛の意味で好きで、使い魔のカメレオンを使ってアリサをストーキングしている。アリサはラジカからストーキングされていることを何とも思っていないようで、ニナやメイから呆れられている。ただメイは「自分なら(ラジカと)絶交する」などと言いつつも、ラジカからアリサとヴァルギスの交際に関する情報を得たりしている。
人見知りで無愛想だが、アリサたちと関わって少しずつ心をひらいていく。ただ、アリサとヴァルギスが交際を始めてからもアリサに対する恋慕の心は健在で、2人の関係を見て時々苦しむ素振りを見せる。
アリサのことが好きすぎてアリサに体を触られると、スイッチが入ったように全身がふらふらする。アリサの裸を見ても何とも思わないが、アリサの水着は見てはいけないらしい(第190話)。アリサの境遇に共感して、アリサと一緒に亡命。
使い魔のカメレオンは、プロの斥候が血眼になって手に入れようとするほどの一級品らしく、ウィスタリア王国がハールメント王国に侵攻してきた時にはカメレオンを使ってマシュー将軍を助ける。その時にハールメント連邦王国に仕官、家臣になる。
ウィスタリア王国を滅ぼすためのヴァルギスの遠征にも参加。その時に、ニナと一緒に過酷な運命を背負っているようだが‥?




