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「「「俺の天使を奪うなよ!!!」」」ー変化を望む者達の恋愛争奪戦ー  作者: オヤサイユウイチ
1章: はじまりはじまり
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10話: 企画・レッツ合コン!!ー前編ー

「中野先輩〜」来たよ。めんどくせぇのが来たよ。

「おう、田中。どうした」俺は白銀結衣と付き合う為に、田中とは協力という形になっている。そして、今日はその田中から呼び出しを食らった。

「先輩、この前白銀さんの件で協力すると言ったじゃないですか。それで少し考えてきたんですよ、どうすれば先輩と白銀さんがお近づきになれるのかなって」

あ、ちゃんと考えたんだ。俺をからかっていたのかと思ったが意外とガチなのか?

まぁ、協力してくれるに越した事はない。

「それで、いい案は浮かんだのか?」

「はい、バッチリです。」

「お、聞かせてくれ。」

「よくぞ聞いてくれました。名付けて、合コン大作戦!!」......こいつは駄目だ。

結構考えてきてくれたんだと感心していたのに。

「合コン大作戦?バカかお前。一応、どんな内容か聞いておこう。」やるかどうかは別として、せっかく考えてきてくれたものだ。無下に扱っては可哀想である。

「各学年で男女それぞれ2人の計12人で合コンをするという内容なのですが....」

「続けろ」

「先輩は白銀さんとお話しできるし、他の人達も恋人を探せてWin-Winなのではと思ったのです。」

「あのな、その計画なんだけどお前さ、白銀さんがそれに参加すると思うか?あの白銀結衣だぞ、あの上品な感じ、合コンなんて似合わない。」

「そうですか?でも彼女結構乗り気でしたよ?」

あん?ちょっと待て、もしかしてもう結構根回ししてる感じか。前言撤回。さてはこいつ、有能だな?

あと白銀さん合コン乗り気なんだ、結構意外だな....

「...さっきは馬鹿とか言ってごめんな田中。その計画、乗った。それで行こう。」

「おっ、早速僕結構いい働きしちゃいました?」

「あぁ、いい働きだとも。そんで、誰を呼ぶんだ。」

「そうですね... まず僕と先輩と白銀さんは絶対参加と仮定して、うーん。それじゃあ一年の男子は僕の友人を1人。女子は声かけをしておきます。三年も1人先輩の友人で埋めちゃいましょう。女子は先輩が頑張ってください。」

「わかった。だが問題は二年だな... 俺は二年と全く関わり無いからなぁ。」

「僕もです。うーん、サッカー部から出すってのも考えたんですけど、先輩は多分白銀さん関連の話はあまり知られたくないと思うので却下ですね。」

「そしたら最終手段だな、白銀に集めさせよう。」

「そうですね。それは僕から白銀さんに伝えておきますから。」 

なんか、結構話進むな。田中って結構策士だったりするのかな。だとしたらありがたいけど

「了解。頼んだぞ」こうして、作戦会議は終了した。

合コンか、俺まだ高校生なんだけどな。

上手く白銀さんと話せるといいんだけれど、どうなるんだろうか。

こればっかりは当日にならないとわからない。

さて、そしたら俺は合コンの面子集めに行くとしますかね。


「....という訳なんだ。西森、俺と合コンに行こう!」

俺は西森を誘った。来てくれるかな?

はぁ。と西森がため息をつく。

「わかったよ、その合コン作戦?とやらに協力してやるよ。俺は女に興味は無いが、お前の頼みだからな」

うおぉぉ! サンキュー西森!!

「それで、もう2人女子が必要なんだっけ。そこは俺に任せろ。ちょうどそういうのが好きそうな奴が居るもんでな。」

「ありがとう、助かるわ。」

よし、これで4人確保したな。

「こっちは集まった、後は任せたぞ田中。」

メッセージを送信っと。俺は田中にメッセージを送った。 すると、すぐにメッセージが帰ってきた。

「こっちは女子1人確保。後は男子1人と女子1人誘って完了です!」

向こうも頑張ってるみたいだな。あとは白銀が誰を誘ってくるかだな....

あの白銀だ、超絶イケメンなんかを連れてくるんじゃないだろうか、そうなったらもう俺勝ち目ないぞ。


あぁ、神様。彼女が超絶イケメンを連れてきませんように。














後編に続きます

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