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勤労感謝の日(二百文字小説)

作者: りったん

「もしもし、母さん」


「何だい、お前かい? どうしたんだい?」


「今日は勤労感謝の日だから、そっちに帰りたいんだ。でも、先立つ物がなくてさ。振り込んでくれないか?」


「いいんだよ、そんな気を使わなくても。お前にあれこれお祝いの品をもらうのは気が引けるからさ」


「そんな事を言われると、帰りづらくなるなあ。とにかく、振り込んでよ」


「無理しなくていいよ。じゃあね」


 正面切って通話を切られ、なす術がない息子であった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] しょっちゅう電話してて親子仲がいい [気になる点] なかなか会えない。ていうか会う気がない。 [一言] 拝読しました。笑いました。 いつになったら親子対面できるのか。やきもきしますねえ。…
[一言] 世知辛い、超世知辛い。 200文字にこうも心を動かされると思ってもみませんでしたc(>ω<)ゞ
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