まだまだ霞の生活/知らないことばっかり
またまた続いてしまいました霞回どうかこの私の趣味にお付き合いください!笑
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やっぱり何度見ても驚いてしまうような廊下を抜けると見上げるくらい大きな扉の前に着いた。
「ここが食事をしたり、会議を開いたりする所よ。一応ないとは思うけど、城が攻められた時はおそらくここが最後の砦になるのかもとは言われてりしている場所でもあるのよ。」
そしてユウナに連れられて中に入ってみると
すごい光景が広がっていた。
(うわぁっ…!すごーい!)
周り360度見渡してみるとたくさんの色で彩色された絵画や壁紙があったり天井にはこんな大きさのシャンデリアがあるのかってくらいのがぶら下がっていた。
そして何人座れて食事ができるんだろうかというくらい奥行き25メートルほどの長さのテーブル
があってその上に朝食が載っていた。
そして奥の席にもうすでに何人かが座っているのが見えた。
すると奥に座っていた勇者が
「霞。こっちに共に来て食事をせんか?少し話したいこともあるんじゃ。いいかの?」
と微笑みながら言った。
「はい!喜んで!でも…ユウナとノゾムはどうするの?」
私が心配そうな顔をして2人を見ると
「私たちはもうすでに食べ終わってるのよ。霞が良くても勇者様とはさすがにご一緒できないわ。緊張でフォークが飛んでしまいそうだもの。」
「お、俺もだ!勇者様とご一緒なんてナイフで多分皿まで切ってしまいそうだ!俺たちはもう食い終わっているから気にせずに食べてくれ!」
2人はそんなことを言ってくれたが…
「すみません勇者様!この2人はこの世界でできた唯一の友人達なんです!どうか昼食から共にご一緒させても良いでしょうか?友達として。」
やはりご飯は友達に囲まれてきた霞にとって一緒に食べるものという意識があったせいか友達の前で自分1人が別の食事を取るなんて考えられなかった。
すると勇者が高らかに笑い出した。
「ふぉふぉふぉ。もう友達ができたのか。よかったよかった。しかももうそんなに仲良くもなってるとは…いやはや若さとは恐ろしいものじゃのう。それで一緒にご飯とな?もちろん構わぬ!
ユウナ、ノゾム今日から共に食べようではないか。」
するとユウナとノゾムが驚いた顔をして言った。
「そ、そんな!よろしいのですか!?勇者様とご一緒など!」
「えっえっ!?えっ!?」ノゾムはよく意味がわかっていないようでずっと周りをキョロキョロしていた。
「うむ!なら勇者からの命令じゃ。共に食事をせよ!作法などは儂は気にせん。そのかわり肩肘張らずにリラックスして食べてくれ。よいな?」
「は、はい!了解致しました!よろしくおねがいいたします!」と言って凄い勢いで礼をした。
するとパーン!というユウナがノゾムを叩く音が聞こえてノゾムが意識を戻した。
「えっ!?えっ!?あっ!よろしくおねがいいたします!」ノゾムも凄い勢いで頭を下げた。
「よしじゃあ。朝食を始めようかのぉ。さぁ座りなされ。」
私は勇者の左側の席に、ユウナは私の右隣の席に、ノゾムは勇者の右側の席に座っていたメイジの左隣に座った。
「いただきま…
〔今宵の日を神に感謝し食材を与えてくださったことに感謝します!!!!!!〕
えっ?めっちゃびっくりした!!!
「霞、もしかして食事の挨拶を知らなかったりするの…?」
ユウナが不思議そうな顔してこちらを見て聞いた。
(いやーこれは前途多難そうだねぇ…)
お読みくださってありがとうございました!
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霞の身の回りについて書くのはとても楽しいですね!次からは遅れましたが仁回に移りたいと思います!
ユウナ(美味しそうっ!)