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猫のビードル  作者: ひつじ
1/1

第0話 幻の都

やっと長いの書けました。

これくらいの長さが普通かも知れないですけど…。

連載でいこうと思います。どうぞ見ていって下さい。


僕は昨日生まれた。


お母さんは、誰も助けてくれないなかで頑張って僕を産んだ。

お母さんは強かった。


********************


朝、僕の兄弟は旅に出た。


「お前は、お母さんの最後の子供だから僕らは安心して旅に出ることができる。無事に生まれてくれて良かった。寂しくなるだろうけ

ど。お前もいつか旅に出るんだ。」


そういい残して出ていった。



僕もお兄ちゃん達みたいに、旅に出るのか。

かっこいいな。早く旅に出たいな。

そう思った。



∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽



何年かの月日が流れた。


母は交通事故で亡くなったため、

母の昔からの付き合いの農家のグリーンおばさんとピースおじさんに育てられた。


自分に厳しく、人に優しいおばさんたちは本当の親のように僕を可愛がってくれた。


僕はそんなおばさんたちが大好きだ。

だけど、もう僕も旅に出る時期だ。

それはおばさんたちもわかっている。


「グリーンおばさん、ピースおじさん本当に本当にありがとう。いつか絶対恩を返しに、そしてまた一緒に暮らしに戻ってくる。

待っててね。」


僕はそう言い残して旅に出た。


********************


激しい雨を越えて、極寒の地を抜けて、熱帯を抜けて、高く険しい山を越えて、鮫の住む荒れ狂う海を越えて、ミミズがうじゃうじゃいる地下奥深くを抜けて、

僕はある町に着いた。


そこは猫が成人したら入れるという、幻の都だ。

幻の都は成人した猫にしか見えないと噂できいたことがあるが、実際そんなことはなかった。

なぜなら僕は成人していないのにこの町に来ることができたからだ。

僕にはこの町しか兄達の手がかりが分からない。

猫が集まるこの町に来れば兄達に会えるかもしれないと思ったんだ。


当然僕は門の警備に帰されてしまうだろうから近くの店で目立たなそうなフードのついた黒いローブを1枚買い、誰にもばれないように直ぐにそれを着て店を出た。


門に着いたが、何人か並んでいる。皆警備に引っ掛かっているようだ。

警備のてはなかなか厳しくそう簡単には入れてくれなそうだ。

僕の前の前の人にはいろいろ質問をしている。

僕は入れるんだろうか。入れなければ僕はおばさんたちに恩を返すことも出来ず兄達に会うことも出来ずにただ1人虚しく帰るはめになる。

ここまでの道のり、どれだけのものだったのか……。考えてみると頭が痛くなってくる。


そうこう考えているうちに僕の番になってしまった。


「名はなんというのだ。」


「ビードルです。」


僕は少し声を低くして言ってみた。


警備の人は何やら紙に記入し、良いぞ

と言った。


………えええええええええ!!!なんでいいの?!


なんだか僕だけすんなり通れたのも妙だけど、せっかく通してくれたんだし今日は町を見て回ろう。

兄達を探すのは明日でいいだろう。


********************


疲れた……。


とりあえず、宿を探そう。自炊はもうごめんだ。


西の方が賑やかそうだ。

あっちにいけば宿があるかもしれない。


僕は賑やかなそこに着くと、驚くべきものを見た。


…それは、宙を舞いそれから上に向かって弧を描く、水だった。


∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

読んでいただき、ありがとうございました。

直すところなど気軽に指摘して頂けるとありがたいです。





*おまけ*


ちなみに…ひつじの性別とは…………。

♂?♀?どっちでしょう。

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