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遭遇3

ゴーレムのコア破壊を確認して話しかけた。


「巻き込んでしまって申し訳ない、そしてありがとう」


「いえ、こっちこそ、いったい何だったんですか今のゴーレムは」


「わからない、突然襲われてね・・・あっと・・・俺はコーダだ、よろしく、あっちはドッヂという」


「よろしくでさ、坊ちゃん方」


自己紹介を失念していた


「オレはアーサード、そこでぐったり疲れてるのがミサ」


「よろしくです」


アーサードは結構使い込まれた皮鎧にぼろいマントを羽織っていてミサは昔の魔導師を連想するようなローブに大きな杖を持っていた。


この山道の先にあるエルクル街は傭兵関連で有名だったりもするのでそこを目指しているのかな


「ウェンディでしたっけ?水馬って初めて見ました、すっごい綺麗なんですね」


そう言ってアーサードはウェンディの虹色に光る鈍色の鱗を撫でようと手を出す


「やめろ、ケガするぞ」


俺は慌ててアーサードを止めた


「え?」


「水馬の鱗は結構鋭いんでさ、不用意に触るとケガするんだ、だから乗って触れる箇所にはにホロをかけているんでさ」


ドッヂがアーサードに説明しながら岩に引っかかっていたサンディのホロなどの馬具を拾って戻ってきた。


「サンディ」


俺が川に向かって声をかけると水が泡立つように持ち上がり水で出来た馬の彫刻が川から生えてきた。


水の彫刻は見る間に黒い鱗の水馬に変化する。


「オウ、オウ」


だいぶ弱弱しい声でないている、サンディの首筋をグローブを付けた手でたたきながら話しかける。


「よしよし、見せてみな」


後ろ脚を見てみると鱗がはじけ飛んだらしく痛々しい、一応すぐに川に潜って回復に専念していたようで傷はふさがっていた。


「少しここで休憩をとってから街に行こう」


「そうしやしょう、あっしも魔力切れですし」


俺たちは今後の方針を決めた。


「オレ達も休んでから移動します、いいですよね?」


「もちろん」


アーサードたちもかなり疲れたらしい。あんなゴーレムがうじゃうじゃ居るとは思えないのでここで休むことにした。

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