異観の傀儡
プラネン
『そういや、スィープはどこ行ったんだ?』
サーヴェ
『スィープなら[ユアタウ]だよ。多分寝てるんじゃないかな?』
スィープは[世界ユアタウ]が気に入っているらしい。草原ばかりの世界で、のどかで静か。大概そこで寝ているようだ。
スィープ
『とうちゃーく!』
プラネン
『いてぇ!』
丁度、スィープがやって来たが、転移してきた場所がプラネンの真上。そのまま踏みつけられている
スィープ
『タハー。ゴメンねー?』
プラネン
『だったら退きやがれ!調和[増幅憎悪の対立心]』
プラネンの発した反発力により、スィープは弾かれ宙に舞う。流石にやりすぎでは?
スィープ
『創言[禁忌創造・羊]』
スィープは生物創造の能力を持っていて、とっさに羊を創造し、それをクッションにする。そんな使い方もあったんですね
サーヴェ
『乱暴はよくないよ?』
スィープ
『全く。ヘタレのくせにー』
プラネン
『うるせぇ!俺はしらねぇ!』
何が知らないのかは知りませんが、プラネンは怒って何処かに行ってしまいました。まぁ、いつものことなので気にしても仕方ないですね。
ガイアルー
『所で、また[ユアタウ]で寝ていたのですか?』
スィープ
『確かに[ユアタウ]にはいたけどねー。別に寝ていた訳じゃないよ?』
サーヴェ
『それじゃ、何してたの?』
スィープ
『レアルがね、私の生物創造を使ってドラゴンを創造出来ないかって聞いてきたの』
サーヴェ
『それで?どうだったの?』
スィープ
『タハー。全然ダメだった。私の生物創造は架空生物とか、人とかは創造出来ないみたいなんだよ』
サーヴェ
『人も試したんだ』
生物とは言っても制約があるのでしょう。純粋に私の人間創造の上位番という訳では無いようですね。
グロスト
『やあ、今日も来たよ。サーヴェも居るしグッドタイミングかな』
ダーク
『ふむ、いつも此処は騒がしい』
サーヴェ
『あれ?二人ともどうしたの?』
グロストとダークがやって来ました。グロストは兎も角、ダークは何しにきたのでしょう?
グロスト
『ルドーがね、サーヴェと能力の話をしたいって言ってたよ』
サーヴェ
『能力の話?何時何処で?』
グロスト
『それは追々とね』
ダーク
『行動心理学と言うものを知っているか?』
サーヴェ
『はあ?』
グロスト
『ちょっとダーク!いきなり話を折らないでよ!』
自分にもダークの言動はよく解らない。ルドーとサーヴェの能力についての話である筈なのに、急に関係ない事を言われても、頭が追い付かない
ダーク
『関係あることだ。有るものは使いたくなる。別にそれを責めるつもりはない』
グロスト
『何の話?僕は知らないよ?ルドーから何か聞いたの?』
ダーク
『ただの推測だ。私は詳しいことを知らない。知りたいのなら、ルドーに聞け』
グロスト
『はあ、君もレイミもルドーも。訳がわからなくて困るよ。僕しかまともなのが居ないんだもん、スゴく大変なんだよ?』
サーヴェ
『そんなの知らないわ。グロストも十分変だと思うし』
グロスト
『ええー!?こんなのと一緒にしないでよ!』
ダーク
『投射とは、自信を相手に投影することで、間接的に・・・』
グロスト
『ダーク!もういいよ!さっさと帰る』
グロストはいまだに喋り続けるダークを引っ張って、帰っていきました。いつもの事ですが、ダークはぶれないですね。
サーヴェ
『ルドー。急にどうしたんだろ・・・』
ガイアルー
『心当たりは?』
サーヴェ
『全く無い』
バグドル・スィープ
神族 女性
能力
超越能力。浄化する能力
創言能力。動物を創造する能力
光術能力。障壁を張る能力
昼寝が好きな白い髪の自由人、背が小さい。色んな世界で動物を創造し、野生化させたりしている。それらは後に、原生生物と呼ばれるようになる。
ガルド・ダーク
虚族 男性
能力
超越能力。穢す能力
虚撃能力。位置を消滅させる能力
逆光能力。光術を解除する能力
突拍子も無いことを言ったりする変わり者、心理学に興味があるらしい。実は超越能力に効果は無いらしい。黒い洋服を着て黒髪黒目で黒ばっかり




