毒を蝕む異様な
ヘラルク
『僕たちは動かなくてもいいのかな?』
テラート
『うるせえ。どうせヘラルク、お前は反対するだろ。それにダークもローウィも居るんだ。私たちの出番は無いだろうよ』
ああ、変わっていく。私が来たときには既に変わり始めてしまっていた。
ポイズン
『もし、このまま、変わってしまうのであれば・・・』
テラート
『そんなの気にしてどうするんだよ。私たちが来たときにはとっくにワケわからねぇ状態だっただろ』
違う。それは針の上で天秤が揺れているようなものだ。私はそれを望む。もし、どちらかに決まれば、どちらもなくなる・・・いったい何を考えてるんだ私は
ヘラルク
『先ずは生き残ることを考えようよ。僕は誰にも死んでほしくはないよ』
ポイズン
『楽観的だ。そんなものは無理だ』
もし、万が一・・・いや、こうなることの確率は高いだろう。だけど、私はそれを後悔するつもりはない。
テラート
『ポイズン、テラート。行くぞ』
ヘラルク
『えっ?ガイアルーの事は他の人に任せるんじゃなかったの?』
テラート
『何を勘違いしてんだよ。ガイアルーは別に悪人な訳じゃない。その存在自体が許されないものだったって訳だ』
ヘラルク
『よくわからないんだけど』
テラート
『危険なのはグドクだ。あいつが余計なことをする前に止めるぞ』
こうなるのも必然って訳か
ヘラルク
『何でそうなるの?グドクさんって何か企んでるの?』
テラート
『お前バカか?何でレアル・グリードが紋章のレプリカを2つ用意したのか。考えりゃ解るだろ』
ヘラルク
『よくわからないけど、わかった』
テラート
『レイミのことは、ダークとローウィがどうにかする筈だ。今回に関してはプラネンだっているんだから』
ポイズン
『はっ?』
待て、テラート。お前は何を見ているんだ?
ヘラルク
『どういうこと?』
ドマー
魔族 男性
能力
強化能力。爪を強化する能力
何かを切り裂くことが好きなやつ。頭はよろしくなく基本的にはエルックに従っている。能力を誤魔化すためにナイフを持ってたりするが、それもエルックの指示。茶色の髪で、体中傷だらけ




