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未到の傀儡

グドク

『レプリカが失われたのでしたら、オリジナルを使えば良いだけの話ですよ。幸いにもサビアンの助言がありましたので、わりと簡単に紋章を扱うことができました』


 チアルビの紋章は干渉を受けたときに使い物にならなくなってしまいましたし、ミテレクの紋章は湖に飲まれてしまったようですので、グドクはマカルクの紋章を、オリジナルを使って召喚をしたようです。サビアンの、この世界の補助を受けての事ですから、何か問題が起きるとは思えませんね


 グドクはセイリュウを含め四人を召喚したようです。今までの通りにいけばいいのですが・・・


セイリュウ

『俺様の手にかかれば、バグ等はどうにでもなる!』


ゼドー

『あー?正気かよ、頭逝ってんじゃねぇ?』


セイリュウ

『俺様ならどうにか出来ると言ってんだよ!』


ゼドー

『ガアァァァ!?それは俺をバカにしてるよなぁ!わーってる、俺を弱者だと罵りたいんだろ?クタバレグズが!』


 こちらは完全にダメそうですね。ゼドーは平常運行としても、他の三人はどうでしょうか?


カルシラ

『クフッ・・・フフフフフフ』


 三人の内の一人、カルシラはゼドーとセイリュウのやり取りをみて笑っています。何がそんなに面白いのでしょうか・・・


ガバル

『どうしよ・・・。止めた方がいいのかな?でも、私じゃあ止められそうに無いし』


 対して、ガバルの方は困惑してオロオロしています。自分としては下手に割り込まない方がいいと思いますよ。


レイメル

『おっ?なんだなんだ?喧嘩か?』


 この人は・・・シームに似た何かを感じます。きっと似たような性格をしているのでしょう。


エンブレム

『また派手にやってるな。ゼドーは』


フレイドラ

『邪気を感じる!やっぱりゼドーはゼドーだ!』


 邪気ってなんですか、邪気って。フレイドラはフレイドラですよ、何を言ってるのか解りません。


レイメル

『そこの三人!ゼドーってやっぱあんな感じなの?』


エンブレム

『新入りのくせに無礼な』


 何やらこちらも不穏ですよ。へらへらとしているレイメルにエンブレムは睨みを効かせています。


レイメル

『おわわ。悪かったよ』


エンブレム

『その腐った根性叩き直してやる!武器を構えろ!』


レイメル

『あわわ、武器なんて持ってねぇよ』


 エンブレムは既に木の棒を持ち、臨戦態勢です。対してレイメルはどうにか現状を回避しようとしています。


レイメル

『俺、戦闘とかダメなんだわ』


エンブレム

『根性でどうにかしてみろ!』


フレイドラ

『熱く燃える紅蓮の魂を見せてみろ!』


 ついでにフレイドラもやる気になったようです。


レイメル

『二人相手とか無理だろ!』


エンブレム

『こいつは俺が成敗する』


フレイドラ

『私の魂が戦えと吠えている!』


 あー。言い争いになりました。こんなことで言い争ってどうするんですか


レイメル

『今だ!雷魔法[サンダースパム]』


エンブレム

『うぐっ!』


フレイドラ

『きゃあ!』


 レイメルは雷弾を放ち、二人を痺れさせると全速力で逃げていきました。


レイメル

『そんなことやってられるか、バーカバーカ』


エンブレム

『あの野郎。根性を叩き直してやる・・・』


 何だか面倒なことになりそうですね・・・





スィープ

『どうせ皆消えちゃうんだ。タハー、それなら私が消しちゃっても変わらないよね。そうすれば、寂しくないと思うんだよね』


ガバル


魔族 女性


能力

無し


大人しい感じの人物。ミラーワールドでは珍しい無能力者。勿論何らかの能力も無く、武器も使えない正に一般人。特に特徴は無い、黒髪を伸ばすのが嫌なようで、短めにしてる程度

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