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因果の傀儡

 それからは、静かに時が過ぎていきました。バグ側の人達は来ることが無くなり、ゼドーは何処かに行ってしまいました。グドクも気がつくと何処にも居ない、マストは徐々に弱っていき、最終的には亡くなりました。


ガイアルー

『超越[人体創造]』


 人を増やせば、もっと明るくなるはずです。創造された3つのカプセルを壊そうとしましたが・・・


プラネン

『調和[歪む孤独の対立心]』


ガイアルー

『何のつもりですか・・・?』


 カプセルを守るかのように、反発力を創りました。これでは、中の三人を起こす事はできません。


プラネン

『解ったことがある』


ロット

『これは重要なことなんです』


 ロットも居たんですか。目の前のことばかりで気付きませんでした。重要なこととは一体なんでしょうか?


プラネン

『俺達を創造すると、バグ側も創造される』


ロット

『同じように、私達を起こすと、バグ側の人達も目覚めます』


 大体想像できます。ですので、私達はバグ側の人達と同等の人数。いえ、正確には向こうの世界から呼び出した人も居るので違いはあります。クラウタの報告ではバグも召喚に成功したようですね。


プラネン

『んじゃあ、俺たちが死ぬとどうなるかって話だ』


ガイアルー

『まさか・・・私達は・・・』


 信じたくはありませんが、反存在とは文字通り・・・


ロット

『ある意味、彼等と私達は同一人物。片割れが死ねばもう片方が存在できる訳がありません』


ブラネン

『それも、マストの死で判明したことだけどな』


ロット

『嘘は良くないですよ、プラネン』


ガイアルー

『待ってくれ、一体どういうことですか?』


 マストの死でバグ側との繋がりが解ったと言うのは理解しましたが、何が他にあると言うのでしょうか?


ロット

『正確にはマストの死では繋がりは解らないのです。そう、判明したのはグロストの自殺が原因です』


 グロストの自殺?何でそんなことが?


プラネン

『急に体力の減少を感じて、その危機に対して拒絶した。おかげでマストみたいに倒れなかったけどな、それでも時間の問題だ。何に対して拒絶したのか探知してみると、グロストとの関係性に対してだった』


ロット

『ですので、私がグロストについて調べに行きました。ですが、グロストは自殺したとローウィに伝えられたのです』


 ローウィは性格上、嘘をつくなんて想像できません。ましてや、仲間が自殺だなんて言えるわけが無いです


ガイアルー

『話をまとめると、プラネンは・・・』


プラネン

『訳わかんねぇうちに手遅れって事だ。それと、本題は違う』


ロット

『これ以上人体創造は使わないで下さい。起こさないで下さい』


 では、先ほど創造したこの三人は・・・


プラネン

『俺が出来る限り封印する。超越[一ヲニノ対立]』


 ブラネンは三人のカプセルを拒絶した。これでカプセルを割られて起きてくる事はないでしょうが


ロット

『少なくとも、この時代に起こすのはどうかと思います。プラネンの力が途切れたとき、その時にはいい時代になっていることを祈るしかありません』


 すみません。ゼイク、ヤイバ、シルガ




グドク

『皆さん揃って暗い顔してどうしましたか?仲間でしたら、私が召喚しましたよ?』


セイリュウ

『俺様はセイリュウだ!今後とも宜しく!』


 グドクの隣には、見たこともない長身の男が立っていました。




セイリュウ


魔族 男性


武器

長弓レイン

背丈ほどもある長い弓。普通は扱えない


能力

変化能力。龍になる能力

属技能力。水、氷属性の属技を扱う能力


傲慢な性格をしているようだ。グドクと何かと共に行動するようになる。長身で黒髪をかなり伸ばしている

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