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胎動の傀儡

ロット

『ガイアルーさん。ようやく来てくれましたか。せっかくですので、[チアルビ]の紋章も繋げてしまおうという話になりました』


 チアルビにたどり着くと、ロット、サーヴェ、スィープ、プラネン、シームが居ました。シームに関しては、海で遊んでいるだけで、何か計画に関わりがあるというわけではないようですが。


ガイアルー

『何処まですすんでますか?』


ロット

『もう接続は出来ました。後は呼び出しをするだけです』


シーム

『おっ、これが俺達を呼び出した装置か』


 シームが海から戻って着ました。


プラネン

『あまり妙な事をして、ロットの邪魔をするんじゃねえよ?』


スィープ

『失敗したら大変だからね?』


シーム

『なんだよ。俺はそんなに信用がねぇのかよ』


サーヴェ

『仕方ない気がするけど?』


 確かにそうですね。シームはふざけたような行動が多すぎます。あまり信用されないのも仕方ないですが、悪いことをしているわけではないんですから


シーム

『ハイハイ、邪魔者は海で遊んでますよっと』


 シームは海に戻って行きました。そういえば、シームは水の中で呼吸が出来る能力を持っていましたね。水辺を好むのはそのせいなのでしょうか?


ロット

『そろそろ召喚しますよー』


サーヴェ

『次の人はどんな人だろ?』


スィープ

『タハー、どんな人だろねー』


 人が増えていくのは良いことですね。この世界を発展させるための礎となってくれるでしょう。


ロット

『・・・!何かに干渉されてます!』


プラネン

『一体どうしたんだ?』


 干渉とはどういうことだろう?何らかの要因を考えるとすれば・・・[ミテレク]の紋章でしょうか


ロット

『干渉により、上手く制御できません!どうしたらいいのでしょう?!』


 ロットは不足の事態にオロオロしています。自分もどうすれば良いのか解りません。


プラネン

『俺の能力であらゆる干渉を遮断する!それでいいんじゃねぇか!』


サーヴェ

『ダメだよ。召喚してるところなんだよ?プラネンの力はあらゆるものを拒絶しちゃうから、向こうの人達がどうなるかわからないよ』


スィープ

『どうすればいいのー』


ロット

『どうにもなりません!無理矢理召喚します!』


 とうとう、干渉された状態で召喚をすることになりました。無事に済めば良いのですが・・・


プラネン

『おい!海の方で妙なものを感じたんだが・・・』


シーム

『どうした!?何があったんだ!』


 異常を察知したのでしょうか、シームが慌てた様子で走って着ました。


ロット

『・・・。何者かの干渉により、対象は海の中に召喚されてしまいました・・・』


 つまり、呼び出された人達は皆海の中と言う事になってしまいます・・・


シーム

『なんだよそれは!!くそっ、俺がどうにかしてやる!』


プラネン

『お前一人で何が出来るっていうんだよ!』


サーヴェ

『シーム、落ち着いてよ』


シーム

『あいつらは俺たちと同じなんだ!見捨てられるかよ!』


 シームは制止を振り切り、海の方へ走って行ってしまいました。シーム以外に海を対処出来る人は居ませんでしたので、待つことになりました。


 ですが・・・。シームが戻ってくる事はありませんでした




シーム


魔族 男性 水、地属性


武器

キリング・ドール

水の属性を帯びた刀。今の時点では特に能力は無いが


能力

魔法能力。水、地属性の魔法を扱う能力

変化能力。水の中で呼吸が出来る能力

調和能力。環境に対応させる能力


結構快楽的な人物。好き勝手に行動しているが、本当に悪いことなどはやってはいない。青みかかったような髪色の、細身かつ筋肉質な青年

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