探知の傀儡
ラッカー
『見えるよ!見えるよ!ボクの手にかかれば再現なんてお茶のこさいさいさ!』
ロット
『それは助かります。これは何かと繋ぐ力があるようなのですが、何なのかわからないのですよ。ここで発動させてしまうと、いざというとき危険ですし』
ラッカーとロットはマカルクに描かれた紋章を見ています。何かと繋いでいるらしいのですが、何処にも繋がっていないと言う不思議な状態らしいのです。
この紋章はトルヴェザ様とエクス様が関わっているようなので、神の力を借りる事ができるロットはこれを発動させることができますが、何かあると危険なので、仕組みを見極める事ができるラッカーに他の世界に描いてもらおうとしている訳です。
ラッカー
『いつやるの!いつやるの!その前にボクが描かないとね!時間かかるよ?それでもいい?』
ロット
『時間はいくらでもあります。気長に待ちますよ』
レアル
『何な面白そうな事を話してるじゃねえか。アタイもまぜろよ』
おや?久しぶりに来ましたね。本当に神出鬼没なんですね。全く気がつきませんでした
ラッカー
『誰なの!誰なの!ボクはラッカー始めまして!』
ロット
『レアルさん久しぶりです』
レアル
『おうよ。変なやつに絡まれちまってな。なかなか来れなかったんだ』
ロット
『それは災難でしたね』
レアルを絡む人なんていったいだれなんでしょう?ゼドーとマストならやりかねないですが・・・
ラッカー
『複製!複製!ボクはこの紋章を他の場所に描いてみるの!』
レアル
『なるほどな、けどさ、反物質のオマエがどうやって描くための道具を持つんだ?それとも、反物質世界に描くのか?』
ラッカー
『忘れてた、忘れてた。どうしよ』
反物質のラッカーは物質の道具をもてない。反物質の道具なら持てますが、それでは物質世界に紋章を描く事が出来ない。ルドーの創る反物質世界なら、ラッカーは紋章を描けますが、ロットの能力発動に支障が出てしまうかも知れません。
レアル
『そんなことなら、アタイがどうにかしてやるよ』
ロット
『ほんとうですか?』
ラッカー
『うぇ!?ボクは要らない子なの?』
レアルが関わると嫌な予感がするのですが・・・
レアル
『つまりはそこの紋章をコピペすれば良いだけだろ?簡単じゃねえか』
ロット
『それではよろしくお願いします』
ラッカー
『何でなの!何でなの!ボクは要らない子だよー!』
レイミ
『ラッカー。ここに居たのですか。駄々を言ってないで帰りますよ。皆さんお騒がせして申し訳ない。・・・毒は薬に取り返す』
レイミが迎えにきました。しかし、最後にボソッと言ったのは何なのでしょう?妙な敵意も感じますし
ラッカー
『嫌だー!嫌だー!ボクはロットと遊ぶのー!』
ロット
『わがままはいけませんよ?私はそろそろ御祈りの時間ですし』
レイミ
『そういう事です。では帰りましょうか』
ラッカー
『うわーん!』
レイミ
『馬模様雲不動・・・』
結局ラッカーはレイミに担がれてそのまま帰って行きました。それにしても、レイミは何を言いたいのでしょうか?
平和と幸福の神アポロン
?族 男性
能力
神力能力。平和・・・あらゆる敵意を奪う事ができる
神力能力。幸福・・・あらゆる運気を支配できる
属技能力。光属性の技を使える
技術能力。剣技を扱うことができる
呪文能力。呪文を扱うことができる
平和と幸福を司る神。トルヴェザの元につく下位神だが、他にもなにかと関係があるらしく、非常に怪しい存在。堕神が関係しているという話もある。神父の服を着崩した金髪碧眼の不良っぽい人




