それぞれの視点
サーヴェ視点
サーヴェ
『来たよ。何処にいるの?ルドー』
ここは綺麗な湖のある世界[ミテレク]ルドーに呼ばれてこんなところに来た。
ルドー
『来たね。単刀直入に言うけど、君はさ、この世界について、何もしらないでしょ?』
本当に単刀直入に言われた。確かによくわからない世界だけど、そんなこと気にしてるの?
サーヴェ
『何が言いたいわけ?』
ルドー
『何で気がつかないの?世界は拡張されて、それを支える力に負荷がかかる』
サーヴェ
『私に何か関係あるの?』
ルドー
『君は、広くし過ぎた。世界を増やしすぎた』
サーヴェ
『えっ・・・。だってあれはゲートを創る能力じゃないの?』
ガイアルーが言ってた。あの鏡は世界を繋ぐゲートじゃないかって
ルドー
『確かに、あれは世界を繋ぐゲートだけど。そのゲートその物が世界なんだ』
サーヴェ
『どういうこと?』
ルドー
『世界は、そうあると認識されて在るもの。この偽物の世界では、認識でしか存在していない。鏡は見るものが無ければ何も映さない』
サーヴェ
『よくわからない』
ルドー
『今は解らなくていいけどね。でも、覚えといて、この世界は合わせ鏡なんだ。映すそのものすら、映された偽物なんだ。二つで一つ』
サーヴェ
『つまり、全部偽物って事?』
ルドー
『そうじゃない。覚えていて欲しいのは、二つで一つだということ。合わせ鏡、相対する二つで一つなんだ。相対する僕達で一つなんだ』
ルドーはそれだけ言うと帰っていった。言いたいことだけ言われても。こっちには全く伝わらないよ。でも、なんか真面目な話なんだというのはわかった。
サーヴェ
『どうしよかな・・・』
・・・
????視点
トルヴェザ
『レアルって何者ですか?私はあのような存在を招いた覚えは無いのですが・・・』
バリア
『レアルには関わらない方がいいわ。そろそろ、エクス。準備は出来てますか?』
エクス
『準備は出来ておるよ。ワシはオススメしないがのぉー。神であっても、それは冒涜じゃよ』




