詩・詰め合わせ
COSMOS 合唱曲むけかな
浅い湖畔 光で水面が輝く
焼けた空がだんだん藍色に染まる
世界と夢の間で 君とみた
深い闇に浮かぶ生命
繰り返し昇っては
水平線の彼方へ散る
それでも朝が来るように
命も巡る
君も 君も いつかは星に
地球を眺める 無数のひとつに
気が付けば静かな湖畔一面
瞬くだけの星空が広がっていた
産まれる星達は 地球では輝けれず
儚いままに宇宙となった
街を照らす街灯が 小さな光を
消してしまうかのように
君は 君は 今は笑顔で
夜空に溶ける星を眺める
いつか時が過ぎてしまうと
無限の大河の何処に消えるでしょう
星達よ
遠くまで輝く恒星になれ
星達よ
強い銀河になれ
そうして世界は回るのだから
どんな どんな 小さな星でも
希望の光 燃やし続けてる
夜空にそっと手を浸してごらん
幾千もの宇宙が息づいてるから
今は 今は 強く生きよう
胸に秘めた陽を絶やすことなく
そして そして 無限の星が
輝く宇宙の中で 眠りにつく
「SEASON」
澄み渡る青空 川原に息づく草花
舞い散る桜のように 過ぎ去っていくseason
何故想うことを止めたのか 過去を振り切れないままに
暖かな野原に寝転がる そして夢に見たんだ あの日のことを
鳥のように空高く飛んでゆきたい
大切な物は一体何だったんだろう
視界に広がる砂丘 打ち寄せては引く波
遠い記憶が蘇る 風の音が辺りを包む
忘れはしない 一時のseason
心吹き抜けていく風 地面〔みち〕は一面の紅葉〔もみじ〕
全て大切な思い出 懐かしくなるのは何故だろう
灰色の空 降り出した粉雪 両手の中で溶ける結晶
真っ白な息を細く吐く そして思い出したんだ あの日のことを
鳥のようにどこまでも飛んでゆきたい
大切な人は一体誰だったんだろう
雪解け水が流れ出す 感じる春の訪れ
それぞれ道を歩んでいく そしてまた出会うでしょう
忘れはしない 一時のseason
ことば
好きだよとか 愛してるとか
ありふれた言葉になってしまって
気持ち以上に言葉が 軽くなってしまうんだ
君の誕生日に どう伝えていいかわからなくて
大好きだよって言ったら 笑われてしまった
ちゃんと伝わったのかな 頭に乗せられた手の温もり
忘れないよ
好きだよ 好きだよ とても大切な人
届いた? 届いた? 僕のこの思い
言葉は時に残酷で 誰かのことを傷つけるけど
時には心を温める それを僕は知っている
「生まれてきてくれて、ありがとう」
死んじゃえとか いなくなれとか
簡単に口にできるようになって
意味以上に言葉が 軽くなってしまったな
様々な理由で 生きたくても生きられない人がいて
だけど 僕の存在は当然で 恵まれていて
どうしてこんなにも 命の重さが感じられないの
生きる 生きる 今この時を
歩く 歩く 僕の足で
言葉は時に誤解され 誰かの胸をえぐるけど
時には何かを伝えてく それを僕は知っている
「そんな世界、壊れてしまえ」
ある日 ある日 失った日
いつか いつか 失う時
僕は 僕は 今を生きることで
何を 何を 伝える?
大好きだよ 愛してるから
死んじゃえばいい 消えてしまえ なんて
簡単に口にできるなら
僕らは本当に何を伝えていく
言葉は時に許されぬ 罪を含む時もあるけれど
僕らそれを抱きしめて
今伝える、君に「ありがとう」
「ありがとう」「ごめんなさい」
「嬉しい」「信じられないよ」
「大好きだよ」「君でよかった」
「ずっといてね」「愛してる」
失ってからは遅いから、
今伝える 君に「ありがとう」
あきらめ・なんて
過去を忘れようと 破り捨てた写真が
空高く風で舞い上がり 小さく消えた
傷ついてきた過去とか
今から思えばちっぽけで
なんでこんなものに 執着してたのか
今じゃ何もわからないまま
本当は気づいていたはずの
自分への蔑みとか諦めとか
全部他人のせいにしていた
そうして得たものは自己満足だけだろ
辛い現実から目を背けて
怖いと言って逃げ出した夜
もはや僕には朝なんて
百年先になっても来ないのかな
なんて
思い悩んでつまづいて
道誤って転がって
それでもちゃんと朝は来るし、
手を伸ばしてくれる誰かがちゃんといた
僕はそれすらも気付けず、
望んでた未来を見落として
最低だな 笑ってみたら
なんだか心が 晴れた気がした
つまらない人生を歩んできました
しょうがない人間でした
どうでもいいって、石ころ蹴って
それが宝石だったとはついに気づかずじまい
残念な半生でした
80年の半分も生きてないけど
二言目には 諦めの言葉
面倒くさくなって、ああ、もういいや
なんて
思い描いて希望持って
前向いて背筋伸ばして
そんなことしてたら疲れちゃうことも
そうゆう時はとりあえず休んでみればいい
明日になって気持ち入れ替えて
新たな一歩 踏み出せる
やっと話せるよ 夢の続きを