【宝石蛙】のネタバレ。 ※本編第四章以降の重大なネタバレ有ります
【宝石蛙】 http://ncode.syosetu.com/n7436bo/
これのネタバレです、童話になってます。
これは魔王ミラボーの話です、本編第一章でミラボーはアサギに倒されますので、第一話がその話、第二・三話は未来のお話です。
時系列的には、本編最終章後です。
簡単に内容を書くと、こうです。
第一話→蛙に宝石がくっついたような小さな魔物のミラボーが、エルフの血肉を食べて魔王になり、多々惑星を支配しようと企むも、勇者アサギによって倒される話。(第一章そのまんまです)
第二話→花畑で花と戯れることが好きだった変な蛙が、人間の女の子に拾われて一緒に過ごすも、その子の村が盗賊に襲われ、彼女を護るために魔力を開放し息絶える話。
第三話→花屋を営む女性のもとに現れた貧相な人間の男の子が、一生懸命生きる話。……女性が第二話の女の子で、現れた男の子はミラボーが転生した姿です。
珍しいハッピーエンドです(’ ’ )
ネタバレします。
第二話で蛙のミラボーが魔力を放出し村の人々を救いますが、前世で魔王だったので、若干魔力が残っていました。その為小さいけれど強いのですが、身体に負担がかかってしまいました。
ドラク●でいうメ○ンテみたいなものです←
あと、死んでから会話していた人物は、アサギです。この時点で本編の最終章後なので、アサギは地球にも惑星クレオにもおりません。死んでますので(’ ’ )
第二話の最後のこれ↓
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宇宙の創造主はそっとミラボーを抱き上げると、優しく額を撫でます。
足元のお墓の前で泣いている少女を、静かに見つめながら。
「大事な大事な愛しい生命を受けし者達よ、どうかあなた方が幸せに満ち足りた人生を過ごせますように」
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ここでアサギの正体がわかります、お一人気づいてくださってメッセージくださいました。(ありがとうございます!!!!!!!!)
そういうわけで、アサギ=宇宙の創造主です。
何故宇宙の創造主であるアサギがうろうろしていたのかは、また後で記載します。
第三話ですが。
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「愛しています」
ミラボーが告げた、その瞬間でした。
パン、と何かが爆ぜたような音がして、2人は唖然と庭を見つめます。
何処からともなく降り注ぐ、薄い桃色の花弁が2人を祝福してくれました。庭中の花が一斉に開花し、光の粒子を放出します。
甘い香りが、2人を包み込みました。何事かと近所の人達が、一斉にウルスラの家を見つめます。
花の中に佇む2人を見て、皆が拍手をしました。似合いの2人でした。寄り添い、頬を染めながらも穏やかに微笑むその恋人達。見ている者が幸せになれる、雰囲気を醸し出しておりました。
「……今、解ったよ。君の仕業だね……有り難う」
ミラボーは、唇を小さく動かしました、1人の少女の名を呼びました。応える様に、庭に咲いていたマリーゴールドの花が一瞬だけ、大きく揺れました。
醜い蛙、欲した物を、見つけました。
それは、甘くて温かく、寄り添い護り抜くたった一人の、自分だけの恋人でした。
惑星クレオ。
ドゥルモという街に、小さな花屋があります。
小さいけれど花は誇らしく咲き誇り、常に人々の目を癒してくれます。
経営しているのは向日葵の様に明るい女性と、その彼女の傍で常に微笑み続けている青年でした。
2人の愛情で育つ花は、それはそれは見事に開花しております。
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>ミラボーは、唇を小さく動かしました、1人の少女の名を呼びました。
⇒アサギの名前を呼びました、この時点で全ての記憶を取り戻したミラボーは、アサギの正体に気づきました。
>応える様に、庭に咲いていたマリーゴールドの花が一瞬だけ、大きく揺れました。
⇒後で記載しますが、宇宙の創造主は”マリーゴールド”と呼ばれる場所に普段はいることになっています。マリーゴールドという花がありますが、花言葉は”深い悲しみ”といいます。DESTINYには時折マリーゴールドが強調されて出てきます。
> 惑星クレオ。ドゥルモという街に、小さな花屋があります。
⇒そういうわけで、ミラボーは本編最終章後、アサギが勇者だった惑星クレオに転生しています。
ネタバレします。
このあと、後日談の漫画があるのですが、描きかけなので出来上がったら何処かに載せます。
内容は、依頼が入ったので花を宿に届けるのですが、そこにいたのは以前共に過ごしていた魔王ハイ(五十歳になってます)、魔王アレク、ロシファ、魔王リュウ、サイゴン、ホーチミン、アイセル、スリザでした。
第三章まで読んでいる方は「は?」と思うかもしれません。リュウ以外死んでいるからです。
でも、この時点では生きています。最終章の最終話(の手前)でアサギが生き返らせます。 ※第一章でアサギがみんなの武器を集めて花をそこで成長させましたが、あの場所で皆生き返ります。……アサギはあの時点ですでに『みんなを生き返らせること』を知っていました。
脱線しましたが、そこで合流した元魔王達はすでにアサギが何者なのかに気づいているので、彼女を助け出すように今度こそ”協力”をします。
黒幕から救い出す為です。
ので、ここからは”運命の扉(仮)”の話です。主人公は、トビィです。
というか、こうして過去の作品を見ていると直したい点が多々あって(特に数字)吐血しそうになります←