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青のあわいで


快晴。飛行機に身を恃みながら眼をひらく。見渡す限りの青。眼下には孤島の群れがあった。急峻な孤独に、なにかしらの歴史を抱えているのだろう。だけれど、そこは青く、どこまでも深く繋がっていた。時間の位相が違うだけなのだ。空も、海も、あわいで揺れるわたしも、わたしたちも。青い眼のCAがわたしに問いかける。わからない。だがわかる。丁度、機内食の時間であった。それだけのことだ。わたしたちは、透き通らなければ。わたしたちは、呑み込まれなければ。だがそれは今ではない。わたしは逡巡して、肉を指差して頷いた。



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