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ビル群が見下ろし

車の喧騒が包む中

空を見上げてみた


煤に覆われた空で

丸い月が白銀に輝く


月は満ち、欠け、消え

悠久に空を漂うのだろう


なんて美しいんだ

僕らはきっと

ずっと空を見上げるのだろう

空に漂う月は

ずっとずっと

闇夜を照らし続けるのだろう


きっと僕らは

そんな月に憧れて

そんな月に嫉妬して

地上に光をと

鉄を積み上げ

光を灯し

喜んだのだろう


でも紛い物じゃ意味が無いな

地上の闇を晴らす光は

僕らじゃ作り出せない


何時だって

地上の闇を晴らす光は

月が作ってるんだろう


ああ今宵も月が照らす

闇に怯える地上を照らす

紛い物に縋る地上を照らす

その白銀色の光で

照らし続けるのだろう


ああ今宵も夜が明ける

月が沈む

日が昇る


こうやって地球は

照らされ続けるのだろう


そうやって僕らは

照らされ続けるのだろう




ずっとずっと永遠にね

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