Episode9 個性の強さが唯一の自慢です。
お久しぶりです、
雑だけど、どうぞ☆
続いて現れたのは、ガングロの肌と濃いメイクが特徴的な女子生徒。
「はーい、アタイ卑弥呼でぇす☆よろしくぅ」
卑弥呼は見た目はただチャラいが、ギャルの中ではカリスマ的存在で、彼女を慕うコギャルたちも多い。
「つうか、先生、アタイとどっかで会ったことない?なんか先生の顔見覚えある気がすんだけどぉ」
「ん?気のせいじゃないかぱお☆?」
「マヂでぇ?じゃ、気のせいだわ〜」
「前田慶次ッス。よろしくッス」
続いて現れたのは、マザコンの前田慶次である。
そして、ヘタレ。
「次の方どうぞぽよ〜☆」
「はーい」
松陰が声をかけると、次の生徒のものらしき声が聞こえたが、本人の姿はどこにもない。
すると突然黒板が音もなく縦に裂け、割れ目から男子生徒が顔を覗かせた。
「!!!!!!?」
驚きを隠せないみんなの前で、男子生徒はぬぅーっと身を乗り出し、教壇に降り立った。
「どもっ!!真田幸村ですっ!!マジシャン目指してますっ」
教室中が拍手に包まれる。
真田はよくマジックを披露してくれる人気者であるが、妄想が大好きな変人でもある。
次に前に出たのは、右目に眼帯をしている男子生徒。
「俺は伊達政宗だ。文句あっか?」
口癖は『文句あっか?』
彼は、高杉とよくタッグを組む不良で、なかなか名の知れた存在である。
「はーい、次の方よろしくぱお〜☆」
「え、何、放置プレイ?……ま、嫌じゃねぇけどよ……」
そして、かなりのドMさんなのである。
そりゃもう気持ち悪いくらいに……
でも、イケメンなことに間違いはないぞっ!!
たぶんね。
ついに、次回で自己紹介編終了〜
お話に入っていきますよー
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