Episode6 真面目と真面目と不真面目と
朝露詩奈さま、ご感想ありがとうございます(*・ω・*)
眠いっす(ρд-)zZZ
でわどーぞ♪
「俺は学級委員長をやっている源頼朝です。これからもこのクラスをまとめていきたいと思うので、よろしくお願いします」
ぱっと見、まともな好青年のような、大人びた顔立ちの男子生徒。
「こちらこそよろしくぱお〜☆」
松陰がヒラヒラと手を振ると、頼朝はなぜか沖田の手首を鎖で縛り上げた。
「捕まえましたよ、メス豚。昨日も女性の入浴を覗いたそうですね」
「やっ…痛ーいっ!ひ、土方さんっ、助けてえっ」
沖田が喘ぎに近い声をあげると、土方は鼻血を流しながら倒れた。
「木戸っち、あの人たちは何をやってるんだぽよ☆?」
松陰は前にいた木戸に問いかけた。
「……俺にもわかんねっす」
「北条時宗です。一応、飛び級という形で本校に入学しました」
明らかに高校2年生ではない少年。
飛び級というからには秀才なのだが、愛らしい外見と気の良い性格で、憎めない12歳だ。
「飛び級ぽよ!!?☆すごいぱおね〜☆」
ここだけの話、明智は時宗をライバル視している。
けれど、時宗は明智を全く気にしていないご様子。
続いて現れたのは、外国人だった。
「フランシスコ・ザビエルデス。ポルトガルカラ来マシタ。日本語ウマクシャベレマセン。ペリート一緒ニ芸人目指シテマス」
すると、もう一人の外国人が席を立ち、ザビエルの隣に並んだ。
「吾輩がザビエル殿と共にお笑い芸人を目指している、ペリーと申す。米国からの留学生である。早速ネタをやらせていただきたく存ずるのである」
そう言って、ザビエルとペリーは後ろを向いてネタ合わせを始めた。
ややあって、みんなのほうを振り返ると、先にザビエルが声を上げた。
「今日ハ天気ガ良イデスネ」
清々しそうに空を見上げるザビエル。
「何を言っているのであるか。全く天気などよくないのであるよ」
ペリーがつっこむと
「ナンデヤネン!!」
ザビエルが突如つっこみ返した。
「いや、貴殿がなんでやねんであるよ」
「ナンデヤネン!!」
「なんでやねんであるよ」
「ナンデヤネン!!」
「もうええわ!!!!!!!」
The ツッコミの木戸がつっこみ、漫才とは言えない漫才が強制終了した。
が、
「あははははははは!!!!!」
ひとりだけ、大爆笑をする者がいた。
飛び級の天才少年・北条時宗であった。
一切笑えないザビエルとペリーの漫才だが、何故か時宗にはウケるのだ。
時宗曰く、
「意味もなくおもしろい」
とのことだ。
「とりあえず、ボケとツッコミを明確にするべきだぱお☆」
ちなみに、ペリーの喋り方が変なくらい堅くて古めかしいことの理由は、不明である。
ギャグがよくわからんくなってきた;