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Episode15 鼻血ダバダバ

「今日はもう終わりぽよ☆みんな早く帰るぱお☆はーい、みなさん、さよーならー☆」



式が終わり、教室に戻った生徒たちは、松陰の無駄にテンションの高い合図で解散した。



「土方さーん、一緒に帰ろ?」



女装姿の沖田がすかさず土方の元に駆け寄り、甘えた声を出す。



「おまっ、くっつくな!」



土方は鼻血をダバダバ流しながら、腕に抱きついている沖田を離そうとする。



「えー、でも、土方さん顔真っ赤だよー?(鼻血で)」



貧乳に見せるためにあえてパットを入れていない胸をさらに押し付ける沖田に、土方は失神寸前になっている。



「もう、そんなにイヤならいいよ……。ひとりで帰るもん」



沖田がしょげた口ぶりで身体を離すと、



「まあ、総司がどうしても……って言うなら、帰ってやらないこともない……」



と、鼻血ではなく、頬を染めながら土方は言葉を紡ぐ。



が、すでに沖田はその場を離れ、姿を消していた。



「おい、総司!一緒に帰ってくれるんじゃないのか⁉」



声を張り上げた土方は、背後に妙な気配を覚えて、ゆっくりと振り返った。



その視線の先には、じとっとした目で土方を睨む平塚雷鳥の姿があった。



そして雷鳥は2m先から腕組みをしたまま呟いた。



「これだから男は」



雷鳥が立ち去った後、土方は羞恥心に襲われたそうだ笑

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