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17話 再び森
アリーアは森の家でいつも通り、今まで通りの一人の生活。ただ、覚えのない男物の服があった。客間のベッドには誰かがいた痕跡があった。男物の服を洗濯し綺麗に畳んで片付け、ベッドのシーツを洗い、いつでも帰って来られるように整えた。いったい自分は誰を待っているのだろうと思いながら。
森の湖に毎日通っている。何かを探している気もする。でも何を探しているのかはわからない。それでも毎日湖に通う。
アリーアの家に残されていた預言書は、いつの間にか再び王立高等学院の図書館のあの本棚に戻っていた。学院長は、これまでと同じように預言が発現していないかを確かめる。表紙には ルーク・シュビラムと預言者の名前が記されていた。




