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異世界転生した農民、邪神も世界も耕す  作者: よぎそーと


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21 農民を支配し経験値を稼ぎ、ついでに他の職業に転職をさせる

 師とは、この場合統べる者という意味である。

 将帥という言葉に近い。

 一軍を率いる者が将帥。

 ならば、農民を率いる者は農師とでもなるだろう。



 そんな師の能力は、己の従う農民を指揮指導する事も含まれる。

 軍団長や将軍のように。

 とはいえ、全て農民を統べるというわけではない。

 従うつもりの者だけを操る事になる。

 それは、裏切る事のない者という事だ。



 こうした農師の能力によって、コウサクに従う者が何人か出てきた。

 だから驚いた。

 教会の洗脳というしかない教育。

 それを受けてなお、コウサクと対立せずにいる者がいた事に。

 もう心魂から教会に毒されてるものと思っていたのだが。

「意外だ」

 予想外すぎて驚いた。



 だが、いるならありがたい。

 わずかな人数であってもだ。

 全くいないよりは良い。



 そんなわずかな人間だけを集めて、他の村民と分ける。

 他の者達とは別に。

 そして鍬を振り上げた。

「死ね」

 地面に鍬を突き刺し、村民の足下を耕した。

 神官達と同じように、従わない村民達が地面に飲み込まれていった。

 悲鳴をあげる事もできずに土の飲み込まれる者ども。



 それらに向けてコウサクは更に鍬を振り下ろす。

 土が撹拌され、土の中で埋もれた者達が分解される。

 土にすき込まれた者どもは養分となって土に吸収されていった。



 村の問題が一気に消滅した。

 問題になってる者どもは消えて、まともな人間だけが残った。

 それらを引き連れて村へと戻る。

 すでに農師の能力でコウサクの指示で動くようになっている。

 あとはこれらを使っていくだけ。



「それじゃあ、いつも通りに暮らせ」

 コウサクの指示はそう難しいものではなかった。

「今まで通りに生活をしろ。

 普通に寝起きして、いつも通りに田畑を耕せ。

 それ以外にもやるべき事をやれ。

 休むときは休め」

 つまり、これまで通り。

 何も変わらない。

 これだけをコウサクは求めた。



 これだけで良いのだ。

 農師の能力で動かした者達が畑仕事をする。

 農作業に従事する。

 それだけでコウサクに経験値が入る。

 彼らを指揮指導した事になって。



 なので、普通に農民として生活するだけで自動的に経験値が入る。

 こんなにありがたい事はなかった。

 コウサク自身は何もしなくても経験値を手に入れる事になる。



 指示を受けた農民達にも利点がある。

 農師の指揮ということで、農作業の効率があがる。

 得られる経験値にも補正が入る。

 いつもと同じ事をして、いつもよりも効率的に作業が出来る。

 おまけに成長も出来る。



 そして、支配下にある農民が働く事で、コウサクにも経験値が入る。

 何もしていなくても。

 農師としての活動として計上される。

 これがコウサクには大きい。



 農家に転職した時にはもう出来るようになっていた。

 しかし、目立つと面倒になるから控えていた。

 下手に成果をあげると、教会に収穫物を強奪される事も警戒していた。

 その軛も今はない。

 もう教会と対立してるのだ。

 ならば、派手に活動して、自分の有利な部分を広げた方が良い。



 そう考えてコウサクは使える能力を存分に使っていく事にした。

 農民を支配下において経験値を稼ぐのもその一つだ。



 目論見もある。

 村にいる者達のほぼ全ては農民だ。

 他の職業はない。

 しかし、職業レベルを極めれば転職が出来る。

 これを利用して、他の職業を増やす。

 職人や商人などを。

 社会で必要な仕事を確保していくために。



 これから教会を敵にしていくのだ。

 当然、社会から切り離される。

 それでも困らないように、新たな社会を作る。

 その為に人材が必要だ。

 様々な職業が。

 それをコウサクは作り出そうとしていた。



「あとは────」

 足下だけではない。

 外もどうにかせねばならない。

 教会という巨大な敵を。

 これらを放置しておけば、必ず災いになる。

 だから、先んじて潰す。

 何かを仕掛けてくる前に。



 専守防衛など馬鹿げた事は考えない。

 敵がせめてくるなら、敵の拠点や根拠地を潰し、二度と動けないようにする。

 息の根を止めねばならない。

 その為には、先制攻撃と敵地侵攻が必要だ。



「やってやる」

 静かに、しかし決意を込めて呟く。

 教会を破壊してやると。

 信者も、聖職者も、聖女も。

 これらを支配している女神も。

「待ってろ、邪神」

 女神を邪まな存在と見なしたコウサクは旅立ちを決意した。

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