黒魔術
僕の名前はジョゼフ。父と母はもうこの世にはいなくて、叔父のヤーシュトと暮らしている。何不自由ない生活。僕を育ててくれたありがたい人。だから、僕はーーーーーーーー
命を叔父に捧げるのも厭わない。
叔父は言った、「これが成功したら、お前は世界を救える」と。正直僕は世界のことなんてどうでも良かった。叔父が喜んでくれるなら、と。そう思った。
叔父は黒魔術師で、この日のために日々念を送っていたらしい。
「ジョセフ、今までありがとう。この実験が成功したらまた会おう。」叔父は拳銃を僕に向けて言い放った。ジョセフは何も言わなかった。ただ黙って死を受け入れる。それだけだ。
瞬間、パァンと鳴ってジョセフは床に倒れた。
????「ぱんぱかぱーん✧\\ ٩( 'ω' )و //✧おめでとうございます。あなたにはこのまま死ぬか、全世界の100人を犠牲にして生き返る権利があります」
ジョセフ「ああ、そうですか。これが叔父が目指していたものなのでしょう…わかりました。僕は生き返ります」
????「飲み込みが早いですねえ。それではレッツ生き返りいきますよー」
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はっとジョセフは目を開けた。すると死んだ時とは別の場所で、葬儀の棺から体を起こした。ジョセフは火葬されるまえに生き返り、助かった。そして喪主の叔父と目が合い、叔父は感激して泣きながら手を叩いた。あとは…参列者だろうか、だがみんなぐったりしている。
叔父ヤーシュト「ジョセフ…お前がやってくれたんだな。よくやった。感謝する。体はもう大丈夫かい?」
ジョセフ「叔父さん、僕は大丈夫だよ。それよりこの人たちは?宗教の方々ですか?」
叔父ヤーシュト「この人たちは…いや、こいつらは異教徒さ。全部お前がやってくれたんだよ。」
ジョセフ「もしかして、死んでるんです?」
ヤーシュト「ああ、お前のおかげだ。それが私の望んだ能力だよ。犠牲にして生き返るまではみんな上手くいくんだが、対象が定まらなかった。だがジョセフ、お前は私の宗団以外のやつらを自分の死体に近い100人を殺すことができた。これがお前の才能だ。」
ジョセフは驚かなかった。むしろ今後のプランがはっきりして、その方がジョセフにとって良かった。叔父は、僕を殺しまくって、僕の周りの100人を殺していくのだろう。それで構わなかった。
だから叔父が毎日銃口を向けて、「????」と話して、僕が殺す。それでいい。叔父の黒魔術は成功したんだ。とても喜ばしいことじゃないか。
でもーーーーーー「????」はそれを許さなかった
????「アナタ自分の能力で死にすぎでは????それじゃカミも怒るってもんです!!」
ジョセフ「御託はいいからいつもので」
????「怒りましたーーヨ!!今回は趣向を変えます!!!
あなたが死ぬか
叔父を殺してあなたが生き返るか」
ジョセフ「は????」
????「さあ選んでしょータイムショー( ˶˙ᵕ˙˶ )タイム!!」
ジョセフ「待てよ叔父は関係ないだろ!?!?」
????「あら珍しく感情的じゃないですかーーあらら??そういうこと???キャー(ノ)゜∀゜(ヾ)」
ジョセフ「茶化すな!いつもの100人でいいだろなんで叔父なんだよ!!!」
????「あなたはやりすぎた。こっちも毎回100人持ってく理由付けを考えてるのよ??」
ジョセフ「はー。。。わかったよ」
????「納得してくれたかしら嬉しいワ。して、選択はどちらに」
ジョセフ「僕が死ぬよ」
????「あらーーー叔父さん悲しんじゃうね!!その選択かしこまりました。ではジョセフこちらへ」
はあ…叔父ともお別れか…僕は父さんと母さんの元へ行けるのだろうか。こんなにたくさん殺しておいて、今更虫が良すぎるよなあ。叔父さん…1人になっちゃうなあ…ごめんね。
ジョセフは「????」に連れられて、どこかに消えて行きました。
めでたしめでたし
厨二全開で着地点が見つからなかったやーつ