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軽い、嗚咽

作者: 秋葉竹
掲載日:2024/09/04



私は、軽っぽいわけじゃない

私は、ただ軽いのだ


あまり考えないから

なにひとつ考えないから

耳鳴りが止まらずに

深夜、眠れないときも

曇天つづきみたいな

未来への不安の棘のことも。


苦しみや、哀しみなんて、

知らない

情熱や嬉びや、

幻想や瞑想や、

絶望や希望さえ、

知らない

結果、涙なんて流さないから

泣きたい雨が降りしきるのか。


どれほど偉大な聖人さえ

たったひとりでは生きられない

ましてやこんなに優しさをもたない悪党は

悪人正機にすら

救ってもらえない


あゝ、一度でもいい。

弾けるように、笑いたい、

あれ?間違えた。

真綿のように、優しさにくるまれたい。


世界にある、

ありとあらゆるすべての優しさが

私にとっての、

なんとか生きのびるための

蜘蛛の糸だとしても


私は、優しくなるという約束を

守れないのかもしれない、

約束は、暖かい家で果たされるから

寒い宇宙に生きている私には

無限の

確率で嗚咽の聴こえる。








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