第75話 砂漠のお宝
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そして僕たちは分岐から宝のある道を進んだ。
「そっちに落とし穴、避けてそのまま進むと地雷トラップがある。気をつけろ」
途中の罠はサーチが全て教えてくれた。自信をなくしていた様子も一時あったけど、彼の察知能力は素晴らしい。
罠も全て看破し適切な対処法を教えてくれた。今も何もない床に石を投げると吊り天井が落ちてきたところだ。
「よし、上がっている間に急いで抜けるぞ!」
僕たちはサーチの言われたとおりにダッシュで走り抜ける。こんな感じで罠を潜り抜けていくと、前方から全身包帯まみれの何かが数体近づいてきた。
「ふむ、あれはミイラ男であるな。こういったピラミッドではよく現れおる。一応アンデッドにあたるから無駄にしぶといのが面倒だのう」
相手は魔物なようだけどフィーの評価がなんとも辛辣だ。
『ケケッ、しぶといといってもこいつらは火に弱いからな。乾燥しているし包帯だらけだから良く燃えるんだ』
カセがフィーの説明に付け加えるように教えてくれた。何かカセも結構知識があるし、なんだかんだで協力的だよね。
「ま、そういうことよのう」
そう言ってフィーが手をかざし瞬間目の前の通路が炎に包まれた。後に残ったのは消し炭になったミイラだった。
「ふむ、やはりこの程度、手応えがないのう」
「えっと……」
「なんぞ小娘壱号。誰も巻き込んでおらんぞ。問題なかろう?」
イシスが言葉を失っていたけど、フィーは得意満面に答えた。この中で火に関する魔法を使えるのはフィーだけだしね。それにしても本当フィーの魔法は凄い。
「こんなところであんな炎をぶっ放して息苦しくならねぇのか?」
するとライゴウが眉をひそめて疑問を口にしたね。
「愚か者が。今のは魔法の炎ぞ。魔法で生み出す火の燃料は魔素。問題ないわ」
それにフィーが答える。魔素は魔力の源だね。魔法によってはこの魔素も関係してくる。
前トヌーラの関係で戦った時は火薬の火で息苦しくなったけど、それと魔法では根本的に仕組みが違うんだよね。
さて、ミイラも一掃したところで更に先に進んだ僕たちだったけど、その先で広めな部屋があった。
奥の壁際には箱が一つ置かれている。
「おお、確かに宝箱があったな」
「へぇ、あれが宝箱なんだ。初めてみたよ」
「ス~ナ~」
「私もですの」
「うん。実は私も」
「ンゴッ♪」
モルジアも僕と同じでダンジョン自体が初めてだもんね。それはイシスも一緒だったようだ。そしてラクはどことなく浮かれているっぽいかな。スーも僕の肩の上でご機嫌だ。
「浮かれてるのはいいけど、気をつけろよ。嫌な予感がする」
嫌な予感か……サーチがこう言っているなら何かある可能性は十分にある。
注意しないといけないね。サーチを先頭に僕たちは部屋に入っていく。そして全員が中に入ったその時、重苦しい音が響き、入ってきた入り口が閉ざされ、周囲の壁が崩れ去り中から大量のミイラ男が現れた。
「「「「「ウ~ウ~」」」」」
「「「「「ア~ア~」」」」」
呻き声を上げながら近づいてくるミイラ男に僕たちは身構える。かなりの数だから油断は出来ないね。
「うざったいのう」
そう警戒した直後、フィーが軽く腕を振ると炎が円状に広がって全てのミイラ男を燃やし尽くした。
――ゴゴゴゴゴッ。
ミイラ男が排除されると同時に、閉まっていた入り口が再び開いたよ。
うん、何もすることがなかったね。
「おいおい、とんでもないなこりゃ」
「問題ないであろう。誰も巻き込んでおらんぞ。宝箱も無事である」
「何かもうフィーだけでいいんじゃないかい?」
今のフィーの魔法でアローネが諦めたように言った。
「いや、今回は相手が火に弱かったからだよ。きっとそうだよ!」
「じょ、条件も良かったのだと思いますの」
僕たちが相手に囲まれた状況だったしね。こういう時はフィーの魔法は凄く役立つけど、でも今後のことを考えたらフィーだけに任せておくわけにもいかないし、少し抑えておいてもらわないと……
「さて、王よ宝箱であるぞ。楽しみであるな」
「宝箱が燃えなくて良かったね……」
呆れたように目を細めてイシスが言う。
「舐めるでない小娘壱号。それぐらい考えておったわ。危なかったがのう」
「今、ボソッと本音がでましたの!」
「むぅ、耳のいい奴よのう小娘弐号」
宝箱燃やしそうだったんだね……
「まぁとりあえず中に何が入ってるかってとこだな。サーチに罠からチェックしてもらうか」
「いや、こいつはチェック以前の問題だ! 何かヤバいぜ!」
「え?」
サーチが危機感を顕にした。その時、宝箱がひとりでにガタガタと動き出す。
これは一体? そう思った矢先、宝箱からニョキニョキ! と胴体が生まれ手足が伸びてきた。
しかも、しかも凄い肉体で!
「むぅ、こやつは宝マッソーではないか!」
「え? だからマッソー?」
「宝マッソーであるぞ小娘壱号!」
宝マッソー……それがこの宝箱の名前のようだ。罠というか宝箱型の魔物らしい。
「な、何かものすごい筋肉ですの!」
『ケケッ、宝マッソーは筋肉が売りの魔物だからな。そして筋肉アピールが激しいのさ!』
カセが教えてくれた。そして事実、宝マッソーが何やらポーズを取って筋肉をアピールしていた。
「てめぇ!」
すると、蟀谷に血管を浮かび上がらせたライゴウが前に出た。何か凄く怒っているよ!
宝だと思ったら違ったからかな?
「筋肉なら負けないぞゴラァ!」
と思ったらライゴウが鎧を脱ぎ捨てて負けずと筋肉を見せつけてたよ!
「あんた何張り合ってんのよ!」
「もう嫌だぁ」
筋肉をアピールする宝箱とライゴウの姿にアローネが呆れて、イシスは手で目を塞いでしまっているよ。凄く恥ずかしそうだ!
「うざったいのう。王よあの二人消し飛ばして良いかのう?」
「いや駄目だよ!」
フィーが二人を右手で指差しながら左手で巨大な火球を生み出してる! ライゴウは味方だからね!
「ンゴッ~」
「ス~ナ~」
そしてラクは何故かキラキラした目で二人を見ていた。スーは何か感動しているようだよ。
「何だこのカオスな光景」
そしてサーチが率直な意見を言ってきた。それには凄く同感だね!
・まっそー!
・マッソ~!
・MASSO!
と少しでも思って頂けた中で評価がマッソーいえまだだったな~という方がいましたら、この下の☆☆☆☆☆をマッソーにいや★にして評価頂けると凄く筋肉です、いえ、嬉しいです!★はマッスルで★★★★★まで増やせマッソー!いえ増やせます!
ブックマッソーがいえブックマークがマッソもといまだだったな~という方がいましたらこの機会に是非!
それではここまでお読み頂きありがとうございます!また明日も更新頑張りマッソー!




