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砂魔法で砂の王国を作ろう~砂漠に追放されたから頑張って祖国以上の国家を建ててみた~  作者: 空地 大乃
第七章 砂漠の褐色の種族編

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第294話 ダークエルフの村に向かおう!

 僕たちはダークエルフと交流を結ぶ為ビローの案内で彼女の村に向かうことにした。


「それにしてもどうしてロキが一緒ですの?」

「水を沢山運ぶのに俺の戦車が役立つからだろうが。で、村にはビロー以外にもおっぱグボッ!」


 すかさずルガールが飛び込みロキの脇腹に拳をめり込ませた。


 ロキが戦車の上で蹲ってるよ! 相変わらず容赦ないね。あとだんだんロキの発言への反応が早くなってるし。


「へ、ルガールの奴め。焼いてやがるな。モテる男はつれーぜ」

「あんなこと言ってるにゃ~」

「馬鹿は放っておきましょう」


 ペルシアが目を細めて呟くとルガールも呆れ顔を見せていたよ。それにしてもロキの自信は凄いね。


 でも確かに今回はロキがいてくれて助かったとも言えるかな。彼が作成した戦車に特殊なバックパックを設けてそれに水の入った瓶を詰め込んで運んでいるんだけどね。


 おかげで沢山の水を運べるけど念のため今回はジャックも水瓶を背負って同行してくれている。ラビアも一緒にね。


 そして移動は僕の砂魔法――砂座波(さざなみ)を利用して皆を運んでいる。


 こうすることで戦車の速度に合わせる事が可能だからね。


「砂を操る魔法があるとは驚きだ――」


 ビローが僕の魔法を珍しそうに見ていた。砂魔法はやっぱり珍しいのかな。


「そもそも砂の精霊に好かれているというのがかなり珍しいのだがな」

「ス~♪」


 ビローの発言にスーが反応した。嬉しそうにチョコチョコ動いていて可愛い。


「これこそお兄様の至高の魔法ですの!」

『ケケッ砂漠を滑るように移動できるのは爽快だな』

「私も最初見た時は驚いたな~」

「やはり愛よね愛!」

「ンゴンゴッ!」


 今回は一緒についてきたそうだったからラクも一緒だ。そしてラクの背中にイシスとモルジアが乗っている形。イシスの肩にはアイが乗っているね。


「ふむ、空から来てるようじゃのう」


 フィーが空を見上げながら言った。僕も確認したけど何匹かの鳥系の魔物が空中から近づいてきていた。


「よかろう余が焼き鳥にしてくれようぞ」


 魔物を認めたリタが業火の塊を腕から放った。迫ってきていた鳥の魔物があっさりと撃墜されていくよ。


「……あの魔物は私も来る途中あったが必死で逃げてきたんだが……」


 ビローが思い起こすようにして言った。何か遠くを見ているような目だよ!


 まぁ普通に戦ったら空中から来る相手はやりづらいよね。


「いい感じに焼けているぞ。折角だからここで飯にしてはどうだ?」


 焦げた鳥の魔物を見つけたリタが提案した。確かにここで一旦休憩もいいかもね。


「まだ距離はあるからそれもいいかもしれないな……」


 ビローも納得していたから食事を摂ることに決まったよ。焼けた鶏肉を切り分けて皆で食べる。


 水はジャックが背負っていた水瓶のを利用したよ。


「行きと違い随分と楽になったな……食料にも水にも苦労しないのだから」


 鶏肉を食べながらビローがしみじみといった様子で言ったよ。来る時は大分苦労したんだろうね――


「普通なら砂漠の魔物や魔獣は手強いのだから旅をするのも命がけだ。しかし陛下との旅では安心感が違う」

「そもそも神獣と魔神が一緒にいる時点で規格外にゃ~」

「うむ! そのとおりだ! 規格外と言えばそのおっぱ――グボラァ!?」


 今度はルガールとフィーとリタから同時に殴られていたよ。本当に懲りないねロキも――

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