第19話 砂漠では水が必須
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サンドヘルは倒せたけど、あまり美味しそうではなかった。甲も固いしね。食料としては利用できない。
ただ、蟻地獄の隠れていた砂には変化があった。色が紫っぽく変色していてどうやら強力な毒を含んでいるらしい。
かなり物騒だけど、何かに使えるかも……この砂は一応持ち帰るとしよう。
さて、肝心の食料になりそうな獲物を求めて探し回る。中々見つからないなと思っていると、今度は砂の中から巨大なサソリが姿を見せた。
フィーの住んでいた場所でもサソリを見たけど、それとはまた違う気がする。
体も一回りほど大きい。
「サハラスコーピオですな。主殿! この魔物は旨いですぞ!」
するとアインが嬉しそうに伝えてきた。
「え? 食べられるの?」
これは見た目にはあまりそうは見えないだけどね……
「はい。尻から尾にかけては猛毒がありますが、胴体部分は死ねば魔力が抜けて柔らかくなるのです!」
アインが身振り手振りで教えてくれた。
そうなんだ。見た目にはあまり食べられるようにも見えないけど、アインがそう言うなら信じられるね。
「よし! なら倒そう!」
「はい!」
僕が声をかけるとアインが張り切ってみせる。
「ンゴッ!」
その横でラクも鼻息を荒くさせたけどね。
「あ、ラクは少し離れて応援だけしてくれたら嬉しいかな」
「ンゴッ! ンゴオォオオ!」
ちょっと危険だしね。僕が言うとぴょんぴょんっと軽く跳ねた後、トテトテと言われたとおり離れてから、ンゴンゴッ! と応援してくれている。あの姿なんだか癒やされるんだよね。
さて、サハラスコーピオとの戦いだ!
「今度こそいいところを見せますぞ!」
アインが先ず一匹相手に挑みかかった。槍を巧みに操り突きをくらわせていく。よく知った相手みたいだから何処を狙えば攻撃が通じるのかよくわかっているみたいだ。固い甲の隙間に槍がズブズブ刺さっていくよ。
「主殿、このサハラスコーピオは下からの攻撃にも弱いのです!」
そういいながらアインがサソリの頭を槍で跳ね上げ顕になったお腹を突き刺した。槍が貫通しサハラスコーピオが倒れる。
今の、一匹を倒すまで流れるようでとても早かったよ。でも魔物はまだ残ってる。だけど、なるほどね。それなら!
「砂魔法・砂欠泉!」
魔法を行使し、下から勢いよく吹き上がった砂で残ったサソリがいっぺんに天に放り出されひっくり返った。
「流石は主殿です!」
お腹を見せて倒れたサソリへアインが次々と止めを刺していく。こうしてサハラスコーピオは無事全て倒すことが出来た。
「やりましたな大漁ですぞ!」
「うん。そうだね~でもこれ大きいから運ぶのが大変かも」
一応砂の魔法に乗せて運べるけどね。一旦戻った方がいいかな?
「問題ありません! 暫しお待ちを!」
うん? 何だろう? 何か手があるみたいだ。そしてアインが言うように暫く待っていると。
「アギィ~」
「アギアギ!」
「アギッ!」
なんと、アイアンアント達が一杯来てくれたよ!
「整列! 番号!」
「アギッ!」
「アギッ!」
「アギギッ!」
「アギ~!」
「アギギィ!」
「アギ~ギィ!」
「ア~…………ギィ」
「よし!」
う、うん。僕には皆同じ鳴き声で答えてるようにしか見えないけど、アインからは何かわかるんだね。
そして今一匹だけ、眠そうにしているのがいたような?
「サハラスコーピオは我が兵がキチッと城まで運ぶゆえ!」
「え? でもこんな大きいの大丈夫なの?」
「ははは、既に死んでいる魔物なら問題ありませんぞ。アイアンアントはパワーには自信がありますからな」
するとアイアンアント達がそろって何か肉体をアピールするポーズを取ってくれた。一匹以外。う、うん。きっとそれぞれ僕たちでいうところの筋肉が凄いとかいうのがあるんだろうね。
ただ一匹は船を漕いでいた。
「「「「「「「「アギィ~(ア……フゥ)」」」」」」」」」」
そしてアイアンアント達がサハラスコーピオを運んで城に向かってくれた。一匹だけ寝ている気がしたけど。
ま、まぁこれは確かに助かるかも……
さて、狩った獲物も運んでくれたし僕たちはまだ探索を続けることにした。だけど、やっぱりここは砂漠だ。ローブを羽織って砂の力も利用して熱を遮断しているけどそれでも疲労は溜まっていく。
一応水は持ってきたけどそれもそろそろ空になる。
「アイン、大丈夫?」
「も、申し訳ない……一応水は十分飲んでおいたつもりなのだが」
アインにも疲れが見える。これはそろそろ戻った方がいいかな?
「ンゴッ!」
すると、ラクがトコトコやってきて、僕たちに何かを訴えてきた。コブをアピールしているようなんだけど……
「ンゴッ!」
「え? これって?」
驚いたことにラクの一番後ろのコブから細長い口みたいなのが伸びてきた。そして僕の手を口でつっついて更にアピール。
「手を出してってこと?」
「ンゴッ!」
言われたとおり、手を出すとなんとその伸びた口から水が出てきたよ!
「す、凄いやラク! こんな特技があったんだね!」
「ンゴッ!」
「わ、我もいいですかな?」
「ンゴッ!」
そして僕たちはラクが出してくれた水で喉を潤すことが出来た。本当、ラクのおかげで大助かりだよ!
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