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砂魔法で砂の王国を作ろう~砂漠に追放されたから頑張って祖国以上の国家を建ててみた~  作者: 空地 大乃
第五章 砂漠と帝国の刺客編

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第148話 砂漠でアリババ商会と再び商談

いつも感想や誤字脱字報告を頂きありがとうございます!

これからも感想やレビューをどしどしお待ちしてます!

「あ、あの、どうぞ――」


 アリババとルガールを部屋に通した後、キララがお菓子と飲み物を持ってきてくれた。


「にゃ~可愛らしいお嬢さん。ありがとうにゃ~」

「え? お嬢さ、はわわ、ぼ、ぼきゅ!」


 キララが緊張していた。ちょっと人見知りしがちなんだよね~


「アリババ様、キララはその、男の子なんです」

「そうだったかにゃ~これは失礼したにゃ~」

「い、いえ! お気になさらず!」


 キララは見た目が女の子みたいだから初対面だと勘違いされるね。僕も暫く気が付かなかったもの。


 それにキララは家事仕事や料理が得意なんだよね。力仕事は苦手みたいだけど。今持ってきてくれた焼き菓子もキララの手作りだ。


「これは美味しい焼き菓子だにゃ~それにこの飲み物はジュースかにゃ~?」

「はい。最近この街に植えたバオバブという木から採れた果実をジュースにしました」


 これまでジュースといえばラクの協力で出来ていたけど、住人も増えたから流石にラクだけで賄うのは厳しくなった。そんなときに見つけたのがこの木だったんだ。


 この木はまるで逆さまに植えたような形が特徴でもあるけど、実を砕いて粉末にした後、最近家畜化したミルキーヌーから搾った乳に砂糖を混ぜてつくっているのがこれでもある。


「いいお味にゃ~他ではない味にゃ~この町ならではの特産品も増えてるようだにゃ~」


 特産品……そういうのが増えると町としては強みになるのかもしれないね。


 そしてお茶菓子と飲み物を摂りながら商談が始まった。この場にはロキにも同席してもらっている。ルガールから嫌悪感を感じたけど、今後のこともあるので納得してもらった。


「にゃ~話はわかったにゃ~魔導ポンプと魔石に関しては任せて欲しいにゃ~それにしても魔導反射炉かにゃ~これを造れてしまうのだからやっぱりドワーフとしての腕は確かみたいにゃ~」

 

 仕事に関してはロキの口からも説明されたのだけど、これにはアリババも驚いたみたいだね。


「……旦那様。いっそのことこの不届き者に喋らせない魔導具や魔法薬を投与してはいかがでしょうか?」

「考えておくにゃ~」

「いいと思うにゃん」

「待て待て! 物騒なことを決めてんじゃねぇよ!」


 ロキが口を挟んで語気を強めた。確かにこれで寡黙で言動が突飛でなければ普通に腕がいいドワーフって感じなんだろうけど。


「さてにゃ~ここからが大事だけどにゃ~石膏のような建築系の材料はうちではロキが納得出来る品質が用意できるか微妙なところにゃ~そして職人についても現状手配が難しくなったにゃ~」

「にゃん! お兄たまどうしてにゃん!」

「おいおい、石膏の品質は妥協出来ないぜ。まぁそもそもどんなもんでも品質は重要だがな。職人についても仕事を知ってるか知らないかは重要な点だ」


 それからもロキは仕事について熱く語った。


「……仕事の話になると真面目なのだな」


 そんなロキの姿を認めたルガールが意外そうな顔を見せる。そうなんだよね~仕事が絡みさえすれば本当ドワーフって感じなんだけど。


「失礼な俺はいつだって真面目だ。真面目に大砲とおっぱいのロマンも求めているんだ」

「もう真面目が瓦解したにゃ~」

「これがこの男の本性だから仕方ないのう」

「常に本性がだだ漏れですの」

「これさえなければ頼りになるのだけどね……」

「愛の力でも擁護出来ないかしら」


 皆の視線がやっぱり冷たい。まぁロキは本性をさらけ出して生きていそうなところがあるからある意味潔いかも。


「しかし、全く職人の手配が出来ないとは何かあったのかのう?」


 改めてフィーが尋ねた。僕も気になるところではある。


「もともとうちは建築系はそこまで得意でなかったのは前に話したとおりにゃ~更にここに来てトヌーラ商会との付き合いに戻っていった職人も増えたのもあるにゃ~」

「やっぱりトヌーラ商会が手を出してきたですの!」

「由々しき事態にゃん! 全面戦争にゃん!」

「よっしゃ大砲の出番だな!」


 アリババの話を聞いて、皆の鼻息が荒くなった。ロキもここぞとばかりに大砲をアピールする。


「落ち着くにゃ~トヌーラ商会の肩を持つわけでもないけどにゃ~トヌーラ商会に戻っていった理由は極めてまっとうだにゃ~」

「まっとうですか?」

「ス~?」


 其の言葉が気になって聞き返した。肩にいるスーも疑問符混じりの声で鳴いている。

 

「これまでのトヌーラ商会は大きくなるにつれ、抱えている職人を冷遇するやり口だったにゃ~仕事をこっちが与えてやってるんだという傲慢な考え方だったのが原因にゃ~だけどロベリアが後を引き継いでからは仕事に見合った対価をしっかり支払うようになったにゃ~当たり前のことのようだけど、それを徹底させるのはなかなか難しいことでもあるにゃ~」

「でもお兄たま。バラムドーラ王国を邪魔するためだけに報酬を上げている可能性もあるのではないかにゃ~?」

「僕も念の為調べてみたけどにゃ~ロベリアに変わってからは建築に関わらず全体的に金払いが良くなってるにゃ~どうやら組織そのものを変えていく腹づもりなようだにゃ~」


 それがアリババの説明だった。つまり取り引きを断ったことへの嫌がらせなどではないようだね。


「……ここからは助言と思って聞いて欲しいにゃ~今言ったことも踏まえて、この際トヌーラ商会とも取引して見るのも一つの手だと思うにゃ~」

「え?」


 そして驚いたことにアリババは僕にトヌーラ商会との取引を勧めてきた。アリババ商会とは敵対しあっているとペルシアからも聞いていたからこれは意外な申し出なんだけど……トヌーラ商会と取引……

下の表紙から好評配信中の『300年引きこもり、作り続けてしまった骨董品《魔導具》が、軒並みチート級の魔導具だった件』のコミカライズ版のサンプルカットが見れます。BookLiveで先行配信中の他各種電子書籍版も配信中ですので興味が少しでもわきましたら宜しくお願い致します!


そしてここまで読まれてまだ評価してなかったけど、そろそろ期待も込めて評価してもいいかな~と僅かでも思って頂けた方がいましたら下の★で評価して頂けると嬉しく思います!

ブックマークがまだだったな~という方がいましたらこの機会に是非!

それではここまでお読み頂きありがとうございます!本日も後1話更新できるよう頑張ります!

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