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砂魔法で砂の王国を作ろう~砂漠に追放されたから頑張って祖国以上の国家を建ててみた~  作者: 空地 大乃
第五章 砂漠と帝国の刺客編

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第109話 砂漠にやってきた後継者

いつも感想や誤字脱字報告を頂きありがとうございます!

これからも感想やレビューをどしどしお待ちしてます!

 パピルサグ族と新たな交流を結ぶことになり、国に砂糖の砂、便宜上は砂糖と呼ぶことになったけどそれが定期的に入るようになった。


 サソリを使ったお酒もね。僕は呑まないからわからないけど味はいいらしい。結構強い酒だとも聞いた。


 お酒の弱い強いはあまりよくわからないけど、ライゴウのお気に入りにはなったみたいだ。


 そして長であるクリムゾンからも許可が出たということで、妹のマインもよく遊びに来るようになった。もともと好奇心旺盛な子だったみたいだからね。


 そして、この日、塔の上から監視していたサーチから再び連絡が入ったんだ。


「王様、またこっちに向かってきてる一団がいるぜ。ラクダ車が護衛付きで来てる」

「アリババ商会かな?」


 最初聞いた時真っ先に思い浮かべたのはアリババ商会長の顔だった。だけど、馬車が前と違うというのと、どこか雰囲気が異なるというのがサーチの見解だった。


 だとしたらまた新しいお客さん? とりあえず僕も皆と一緒に出迎えることにする。


 ラクダに引かれた車が僕たちの目の前で止まった。先ず男性が扉の前に移動しドアを開けた。先ず出てきたのはスラリと長い足で――そしてドレス姿の綺麗な女の人が下りてきた。


「貴方がこの国の王陛下かしら?」

「はい。ホルス・バラムドーラと申します」

「そうですか。わざわざ陛下自ら出迎えてくれるとは光栄に思います。私はトヌーラ商会で商会長を任されているロベリア・トヌーラと申します。以後お見知りおきを」


 そして彼女が僕に挨拶をしてくれたんだけど、トヌーラ……まさかアリババ商会が教えてくれた新しい商会長……娘が跡を継いだとは聞いていたけど、こ、こんなに綺麗な人だったなんて……


「お、おいおい。マジかよ。この美女があのトヌーラの娘だって?」


 一緒に出てきていたライゴウの困惑した声が聞こえた。その気持ちもわからなくもないかも。正直言って全く似てないし……


「ふふっ、ありがとう嬉しいわ」

「ズキューーーーーーン!」

 

 ロベリアがライゴウに笑みを向けてお礼を言った瞬間、擬音を口にしてライゴウがよろめいたよ。


「だ、大丈夫?」

「あ~大丈夫大丈夫。これはそういうのじゃないと思うから」


 ライゴウに声を掛けたらアローネが苦笑を浮かべて、心配ないと言ってくれた。ならいいんだけどね。


「ほう、トヌーラ商会の後継者がお主か。しかし前の会長があのような目にあったというのにも関わらず、良くもぬけぬけと顔を見せられたものよのう」


 そしてフィーが厳しい目を彼女に向けて辛辣な言葉を投げかけた。流石に遠慮がないなとは思うけど。


「申し訳ありません。僕も含めてトヌーラ商会の前会長とはちょっとした争いごとに発展した経緯があったもので」

「承知しております。その節は前会長であり私の父であるヨクゴウ・トヌーラが大変なご迷惑をお掛けしてしまい、本当に申し訳ありませんでした。今回は父が侵した不始末の謝罪をと思い参らせて頂きました」

「え? 謝罪?」

「はい」


 そしてロベリアが目配せすると執事と思われる男性と護衛の人たちが車体から荷物を下ろし始めたわけだけど。


「これでお許し頂けるかはわかりませんが、この品々を賠償金として受け取って頂けませんか?」

 

 これは、木箱にどうやらお詫びの品というのが入っているらしい。結構な数だよ……


「そ、その困ります」

「おいおい、何でだよ。折角こうして持ってきてくれたのだから貰っておいたらどうだ?」


 遠慮の言葉を告げると、ライゴウが勿体ないと言わんばかりに口を挟んできた。


 でも、確かにトラブルはあったけど、ここまでされるのも、アリババ商会からの話もあったし、逆に怖い。


「とにかくこういうものを受け取るわけには」

「……そうですか。そうですよね……散々迷惑を掛けたというのにこの程度で許してもらおうとは虫が良すぎたかも知れません」

「え? い、いやそういうわけでは……」

「ですが、今日お持ちしたのは全てこの死の砂漠を越える前提で持参したもの……食料などもありまして、もし断られるようでしたら全て廃棄せざるをえませんね……」


 え? は、廃棄?


「大変心苦しいですが……致し方ありませんね。父がしたことを思えば怒りが収まらないのも仕方ありませんから。もったいなくはありますが持ち帰って全て処分を……」

「う、そ、その。僕は別に許さないと言っているわけでは。謝罪して頂けるならそれはそれで」

「本当ですか! それならこれを受け取ってもらえますか?」


 ロベリアが僕の手を握りしめて、確認するように言ってきた。う、うぅ……断ったとしても廃棄、それは流石に……


「わ、わかりました。そちらはありがたく受け取らせて頂きます」

「本当ですか? 良かった……本当にありがとうございます陛下」


 ニコッと笑顔で言われたけど、どことなく魔性の笑みっぽくも思えてしまうよ……


「ところで陛下。もしご迷惑でなければ少しお話をさせて頂けると嬉しいのですが、如何でしょうか?」

「え? えっと……」


 見ると、またニコッと微笑みかけられてしまった。うぅ、一応は謝罪もしてくれたしね……


「わかりました。では中へどうぞ」

「ありがとうございます陛下」


 そして結局僕はトヌーラ商会の新しい商会長であるロベリアの話を聞くことになったんだ――

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