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砂魔法で砂の王国を作ろう~砂漠に追放されたから頑張って祖国以上の国家を建ててみた~  作者: 空地 大乃
第五章 砂漠と帝国の刺客編

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第108話 砂漠で見つけた甘い砂

いつも感想や誤字脱字報告を頂きありがとうございます!

これからも感想やレビューをどしどしお待ちしてます!

「えぇ、あの砂はここで良く採れるのですよ」

「そうなのですね」


 皆が宴でどんちゃん騒ぎを繰り広げている中、僕は先ずレッドに砂について聞いてみた。クリムゾンに聞かなかったのは、既に大分酒が回っているのが遠目に見てもわかったからだ。


 何かアインもお酒を薦められてて、僕に確認を取っていたから、こういう時は好きに楽しんでいいんだよ? と言ったら一緒になって呑んでいてクリムゾンと一緒に盛り上がっていた。


「あの砂に興味がお有りですか?」

「はい。あの甘さ、砂糖と一緒ですし実に興味深いのです」


 ちなみに砂だったら魔法で操れるかもと口にしたところでマインが見てみたい! と目を輝かせたから試して見たら見事砂糖の砂人形が出来たんだ。


 つまりあれは砂ってことだね。何せ砂の状態で採取出来るわけだしね。


「何だ~王様~あの砂が欲しいのかぁ~?」


 するとクリムゾンがやってきて僕の肩に腕を回してきた。お、お酒臭い――


「よし! だったら俺と戦え! 俺に勝てたらあの砂を譲ってやる!」

「ええぇええ!」

「もう! お兄ちゃんって呑みすぎなの!」


 マインが酒に酔って絡むクリムゾンを見て怒っていた。マインはまだ子どもだからお酒は呑めないみたいだね。


「全く。もっと落ち着いて酒を窘めんのかのう」

「全くこれだから酒呑みは嫌ですの」

「あはは、私もお酒はあまり。あ、でも料理は凄く美味しい」

「ンゴンゴッ!」


 フィーもお酒を呑んでるけど酔ってる様子は感じない。量はかなり呑んでるんだけどね。


 モルジアは僕と一緒で酒は呑まない。ちなみに国では十三歳から呑んでいいことにはなっていたよ。


 イシスもお酒は苦手みたいだけど、料理は気にいったみたいだ。実際美味しい。甘めの味付けなのはあの砂を利用しているからみたいだ。


 驚いたけどサソリ料理もあった。パピルサグの考えでは自分たちがサソリと縁深い為、逆に食べてあげるんだとか、そういう考えがあるみたいだ。


 食材のサソリはこの辺りで取れた魔物みたいで、食べてみたら確かに美味しかった。


「ならば相手は我がしようぞ!」

「おもしれぇ、さっきの続きだな!」


 結局クリムゾンとアインで試合みたいなのが始まったよ。ライゴウが、いいぞ~と煽っている。


「クリムゾン様はあぁいいましたが、お礼とお詫びもありますし、甘い砂はお好きなだけ持ち帰ってくれて構いませんので」

「いや、流石にそれは申し訳ないよ」

「いえいえ、お気になさらず。あの砂はこの地下を進んだ先で結構採れますので」


 朗らかに笑ってレッドが答えてくれた。その申し出は本当にありがたいけどね。


「あ、それなら僕たちと取り引きしませんか?」

「取り引きですか?」


 僕の話にレッドが興味を示してくれた。


「はい。ここのサソリのお酒も気に入ってる人もいるみたいだし、こちらもまだ国として動き出したばかりで色々と模索しているところだったんです。こちらからも提供できるものがありそうですし良かったら」

「ふむなるほど……これまで我らは他種族との交流はしておりませんでしたが、貴方なら信用できますし、一応はクリムゾン様とも相談しますが、お受けする方向で考えても宜しいですかな?」

「はい! こちらからお願いしたいぐらいですので!」


 こうして話はまとまった。一応クリムゾン次第ではあるけど、そこはレッドが上手く話してくれると言っていた。


「流石王であるな。この状況でちゃっかり交渉を済ませるのだからのう」

「そこがお兄様のお兄様たる所以ですの」

『相変わらず持ち上げるな』

「でもあの甘い砂が入ってくるのは嬉しいかもね」

「ンゴッ! ンゴッ!」

「ス~ナ~♪」


 ラクもあの砂は気に入ったみたいだしね。スーは何かを食べたりはしないけど、新しい砂が手に入ることは喜んでいそうだ。


「王様ぁああぁあ!」

「わわっ!」


 するとメルが僕の背中に抱きついてきた。む、胸が押し付けられてるんですが……


「私のぉ、蜜はもう用無しなんですかぁ~おうゃま~」


 あ、うん。メルも大分酔ってるね。そして甘い砂の登場で蜜が必要なくなると勘違いしたみたいだ。


「そんなことないよ。そもそも蜜とあの砂じゃ風味も味も異なるし、蟻蜜もこれまで通り大事! むしろ新しい砂と組み合わせることで更に出来ることが増えるかも知れないんだ」

「本当でしゅか~?」

「うん。本当だよ」

「わ~い王様だいしゅき~♪」

「わわっ!」


 メルが両手両足で締めつけるように僕に抱きついてきた。よ、酔ってるからだろうけど、何か凄く恥ずかしい。


「ちょ、メル何してますの! 離れますの!」

「おうしゃま~おうしゃま~」

「ふむ、小娘蟻号も中々やりおるのう」

「また新しい呼び名が増えた……うぅ、ホルスも鼻の下伸び過ぎ」

「ンゴッ~」


 うぅ、何かモルジアとメルが揉めているし、イシスからは呆れられてる気がするよ~


「いやはや、王はおモテになりますな」

「わ~何か面白そうなの~私もやる~」


 そして何故かマインまで加わってきてサソリの尻尾を巻きつけてきた。


 もう何がなんだか……とは言え、これでまた砂漠で交友が生まれたね――






◇◆◇


 一方その頃――砂漠を進む一団が砂の王国に向けて突き進んでいた。


「ロベリア様、明日には目的地に到着出来ると思います」

「そう。意外と早かったわね」

「しかし、凄いな。ここまでほぼ魔物にあってないぜ」

「何か特殊な魔導具でも使ってるのか?」

 

 秘書とロベリアが会話する最中、護衛の冒険者が口々にそんなことを話していた。するとロベリアがフフッと微笑を浮かべ護衛を見て話す。


「そんなものはつけていないわ。これまでの砂漠の資料を集めて精査しただけよ。計算によるとこの道程である一定のペースで移動を続ければ、一キロメートル辺りの魔物との遭遇率は二パーセント以下にまで落ちるのよ。だから比較的安全に進めたの」


 ロベリアの説明を聞くも護衛はポカーンとした目で彼女を見るだけだった。


「でも、貴方達のような頼りになる護衛がついてくれたからこそ、より安心できるというのはあるわね」


 そして直後に振りまかれた笑顔で護衛の顔は赤く染まった。その後彼らのやる気が更に増したのはいうまでもない。


「大したものですねロベリア様は」

「そんなことはないわよ。それにあくまで確率、少ないにしても魔物が出たことはあったのだしね」

「そういうことではないのですが……」


 ふふっ、と微笑みつつ手鏡で自分の顔を確認するロベリア。新たな商会長となったロベリアを乗せてラクダ車が進む。ホルスが建国したバラムドーラを目指して――

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それではここまでお読み頂きありがとうございます!本日も後1話更新できるよう頑張ります!

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