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砂魔法で砂の王国を作ろう~砂漠に追放されたから頑張って祖国以上の国家を建ててみた~  作者: 空地 大乃
第五章 砂漠と帝国の刺客編

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第100話 砂漠でトヌーラ商会について聞く

いつも感想や誤字脱字報告を頂きありがとうございます!

今後も感想やレビューをどしどしお待ちしてます!

「まさかトヌーラの名前をまた聞くとは思わなかったぜ」

「私もですの。あまり聞きたい名前ではないですの」

「お兄たま! どうしてあんな商会の名前を出すにゃん!」


 アリババの発言にライゴウは微妙な顔つきになり、モルジアは眉を顰めた。


 そしてペルシアは兄とは言え、容認できない発言といった様相だ。若干毛も逆だっている気がする。


「落ち着くにゃ~僕も別にトヌーラ商会を特別推薦しているわけではないにゃ~ただ、何が得意で何が不得手かは相手にしっかり認識してもらう必要があるにゃ~」


 そういうことなんだね。そういうところがしっかりしているのがアリババ商会の魅力なのかもしれない。


「陛下とトヌーラの因縁も妹から聞いているから知っているにゃ~なので先ず事実を一つ伝えるにゃ~トヌーラ商会の会長だったヨクゴウ・トヌーラは死亡が確認されたにゃ~商会からは正式な死因は公開されていないけどにゃ~ペルシアから聞いた情報を踏まえると途中で魔物に襲われたのが原因と見ていいと思うにゃ~」

「あのトヌーラが……」

「ス~」


 死亡が確認……皆が言っていたように、やっぱり単独で砂漠を越えることは出来なかったんだね。


「ま、わかりきったことよのう。危険な魔物や魔獣が潜む砂漠ぞ。案内もなく戦闘する術も持たぬような商人が乗り越えられるほど甘くはないということぞ。あらかたどこかで魔物の毒でも喰らい力尽き、地獄の苦しみでも味わいながら魔物に食われていったのであろうぞ」


 う~ん? 何かフィーの話が妙に具体的なような?


「私としては自業自得だと思いますの」

『ケケッ、中々言うじゃねぇか』

「ですが、商会長が亡くなった以上トヌーラ商会も今はかなりゴタゴタしているのでは?」


 モルジアがきっぱりと言い放ち、そしてイシスから質問が飛んだ。商会のトップが亡くなったのだからそのままというわけには当然いかないのだろうね。


「確かに前会長がいなくなったことで一部ではトヌーラ商会没落の噂も出ていたにゃ~だけど実際はそうはならなかったにゃ~トヌーラ商会は前会長の死後すぐに新しい会長が後任に選ばれたからにゃ~」

「死後すぐに? また随分と早いな」


 スイムが疑惑に包まれたような顔を見せる。


「確かににゃ~まるで前会長が死ぬと決めて掛かっていてすぐに動いていたような異例の早さにゃ~」

「一体誰が後を継いだの?」


 髭を肉球で弄りながら答えるアリババにアローネが問う。聞いても誰かは僕にはわからないけど、やっぱり気になるね。


「前会長には三人の子どもがいたにゃ~息子が二人と娘が一人にゃ~商人達を驚かせたのは会長の後任が一番下の娘に決まったことにゃ~」

「それは、確かに驚きですね」

「娘が引き継いだのがそんなに珍しいことなのですか?」

「ンゴッ?」


 イシスが首を捻りラクも疑問顔を見せた。


「一人娘という条件ならありえるが、男兄弟がいる状況、しかも娘が一番下という状況なら大抵は長男か次男どちらかが世襲することが殆どだな」

「にゃ~スイム氏の言う通りにゃ~でもだからこそ前例にないことをやってのけた娘に期待の声も上がっていると言えるにゃ~」


 前例にないか……問題はやり方かなとは思うけど。


「だけどよぉ、あのトヌーラの娘なんだろう? 何かやっぱ想像すると、なぁ?」

「私に同意を求められても困る」


 ライゴウがニヤニヤしながらスイムに聞いていた。スイムは困った顔を見せていたけどね。


「トヌーラ、ぷっ」

「ちょ、笑ったら悪いってばモルジア」

「ライゴウが悪いですの! そういうこと言うからもう、そうとしか思えませんの!」

『ケケッ、そういうのに限って似ても似つかないような美人ってことだってあるんだぜ』

「それも愛! 愛よね愛!」


 でもあのトヌーラの娘……う~ん、想像がつかない。


「どちらにしても会長が変わったばかりなのは確かにゃ~こちらとしても情報が足りないにゃ~ただ建築面では向こうの方が強いということは心の隅にでも置いておいて欲しいにゃ~」

「わかりました。気を遣って頂いてありがとうございます。でも、手配出来ないわけではないのですよね?」

「手だけならどうとでもなるにゃ~ただ建築となると指揮する監督が必要にゃ~優秀な監督というのは少ないものにゃ~でもご希望なら当たって見るにゃ~」

「私も色々とあてを探してみます」


 ルガールもそう言ってくれた。費用面ではとりあえずは今僕が抱えている資金があれば十分すぎるだろうとのことだったね。


 その後は畑も見てくれて、必要そうな肥料や種類も色々と購入することになった。


 商談がまとまったところでその日は泊まってもらうことになった。サハラバッファローを振る舞ったら護衛の冒険者も含めて喜んでくれたよ。


「にゃ~おかげさまでいい取引になったにゃ~ご馳走にまでなってありがとうにゃ~これからも宜しくお願いしたいにゃ~」

「はい! こちらこそ宜しくお願いします!」

「にゃ~それと少し気が早いけどにゃ~冒険者への依頼としてこれをお願いしたいにゃ~いいかにゃ~?」

「これは早速ありがとうございます」

「おお! 依頼か! よっしゃ一丁やったるか!」


 アリババ商会から帰り際に依頼をお願いされたね。スイムが引き受けてくれたよ。ライゴウのテンションも上がっているけど、内容はどうやら魔物の素材集めみたいだ。


「にゃん。また来るにゃん!」


 そして明朝アリババ商会が旅立った。さていよいよ今後が楽しみだね!

100話達成できました!皆様の応援があってこそここまで書いてこれたと思います!本当にありがとうございます!

100話まで読んだしそろそろ評価してもいいかな~と少しでも思って頂けたならこの下の★で評価して頂けると嬉しく思います!

ブックマークがまだだったよ~という方がいましたらこの機会に是非!

それではここまでお読み頂きありがとうございます!本日も後1話更新できるよう頑張ります!

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