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小説版霜月同盟  作者: T.D.レインコート
あん子奪還作戦編【ニフカス編第一章】
7/7

第八節「技師」

つくまの部屋がこのような惨澹たる状態に陥ったのは、技師としての定められた運命なのかもしれない。

文字通り、足の踏み場は無い。

そこら中に紙くずや鉄屑が散らばっており、爪先立ち無くしては歩くことも覚束ない。

そんな非常識な部屋の奥に、一人の少女が机に突っ伏して寝息を立てていた。


ゆうき「つくまー、起きろー」

つくま「むにゃ…?…ふぁ~あ…」


背後に立っていた少年に声をかけられてやっと起きる。


つくま「むりゃあ…おはよ」

ゆうき「つくまネットワークの管理くらい自分でやってくれ…結構疲れんだぞ」


つくまネットワーク。

つくまが開発し、霜月同盟の専用ネットワークとして加盟者全員が利用している機能だ。

このネットワークは、ニフカスのインターネット監視網にも引っ掛からないので、大っぴらにニフカスの悪口を書ける。


霜月同盟に無くてはならない逸品だ。


つくま「ごめぇん…むにゃむにゃ」

ゆうき「あん子奪還作戦会議がもうすぐ始まる。飯食っとけよ。ここんとこ何も食ってないだろ」

つくま「自分のヨダレでじゅうぶんだよお…」

ゆうき「お前の体どうなってんだよ」

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