第二節「侵略」
ウェーイ
日本は謎の国家組織「ニフカス・ナヒ」によって征服された。
彼らが何者なのか、誰もわからない。
ある者は宇宙人だといい、またある者は悪魔だという。
だが姿は確かに人間だった。
特有の覆面を付けたその組織によって日本は落ちた。
そのニュースは連日世界を騒がせ続けた。
日本を解放するよう、周辺国や各地の大国は必死に説得を試みた。
だが無駄だった。
ニフカスは日本という「国」そのものを人質に取っているのだ。下手に手を出せば即座に日本を滅ぼされてしまう。
ニフカスの規模もわかっていない。
数万人程度とも言われる。数億人居るとも言われる。
先程述べた宇宙人論を展開する者の中には「宇宙のどこかにニフカスの星があり、そこには数十億人ものニフカスが住んでおり、それだけの大軍勢が今も虎視眈々と地求人を狙っている」という者も居た。
何故日本を狙ったのかもわかっていない。
もっと魅力的な国は他にあったはずだ。
文化に目をつけたとも言われる。軍事力を持たないからとも言われる。
ニフカスは、全てが謎だった。
ニフカスは老若男女問わず自分等への不平を漏らす日本人を容赦なく殺した。
少しでも怪しい動きを見せたものも容赦なく殺した。
日本は他国からの助けを祈ることしか出来なくなった。
その他国からしてもこの事態を放っておきたくはなかった。
ニフカスが日本征服だけで満足しているとは限らないからだ。
日本征服で勢いをつけたニフカスがいつ自分等の国へ進撃してくるかと気が気でないからだ。
だが、ニフカスは強かった。
人類滅亡の色が日に日に濃くなっていく恐怖に怯えながら世界中の人々は暮らしていた。
だが、人類に勝機はあった。抵抗組織が現れたのだ。
二節目やでたえちゃん。
ほんま二節目やー。もーアカンでおまー