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病院生活 part1
点滴が始まってから30分後。
私の主治医が来てくれた。
「こんにちは、雪ちゃん。調子はどう?」
「先生…!こんにちは。今のところは大丈夫です。」
そう伝えるとニッコリ微笑んだ。
先生の名前は'松崎'。
30代で、結構かっこいい。
……時々、看護師さんの目がハートに……。
「良かった。だけど、油断は禁物。安静にしとくんだよ?」
「はい。ありがとうございます。」
そういうと、私の頭を撫でて部屋を出ていった。
それからしばらくしたら、お母さんが部屋に入ってきた。
「ゆーきっ。」
「お母さん…!お仕事、終わったの?」
「うん、仕事場からそのまま来ちゃった。あ!この前ね、すごく美味しいお茶屋さん見つけたの。雪が退院したら連れて行ってあげるね?」
「ありがと、お母さん。」
お母さんと私の会話は友達みたい、とよく言われる。
それから他愛もない話をお母さんとしばらくして、お母さんは帰った。
私は夜中に発作などが起こることもあるから、一人部屋。
だから、お母さんが帰ったら誰も居なくて…少し寂しい。
「少し…散歩でもしようかな。」




